共認心理学:現代の精神病理
233339 テレビは「聞く→話す」段階での観念能力の習得に多大な問題を引き起こす
 
末廣大地 ( 30 建築士 ) 10/06/17 PM05 【印刷用へ
 前回のなんでや劇場でも扱われたように、「観念力を鍛えるには?」というのがにわかに注目されている。

 観念力とは、赤ん坊の頃から「聞く→話す→読む→書く」と順で段階的に発達するものだが、その発達を阻害するものがある。

 それは何かというと、テレビである。

 るいネットの投稿でも、その害は数々投稿されているが、とりわけ乳幼児期のテレビの視聴が、大きな影響を与えるようである。

>幼児の脳の発達段階において、テレビやビデオを長時間見させた結果、ことばを発する時期が遅くなったり、保育園などで集団行動に溶け込むことができないようになる状態。
130619

>子どもの近くでテレビが8時間以上ついている家庭(長時間視聴家庭)で4時間以上視聴している子どもと、子どもの近くでテレビが8時間未満ついている家庭(短時間視聴家庭)で4時間未満視聴している子どもを比べたところ、有意語出現の遅れの率は、前者が後者の2倍と高かった。(168578

 これらの投稿からわかるように、乳幼児期のテレビの視聴は、言語の発現を遅らせるようである。つまり「聞く→話す」という観念力の極めて初期段階で、その発達を阻害している。

>言語能力の土台にある「聞く→話す」という行為は、聞いて真似をするということであり、これは一般動物にも備わっている学習本能によるものであるということ。但し、人類は話せるようになるまで1〜2年を要する。(232519

 つまりこの初期段階の観念能力習得における、基本的な学習方法は、周りに対して聞いて真似るということであり、テレビはその学習本能を阻害しているのである。

 テレビは映像と音だけの情報であり、それは外識機能の一部(視覚と聴覚)しか使用しない、いわば中途半端な情報でありそれは乳幼児からすれば同化対象にはなりえない。

 また現実世界ではありえないスピードで場面がどんどんと変化するというのもテレビの大きな特徴であるが、これは乳幼児を錯乱状態にする。(168578

 つまりテレビ脳とは、テレビを乳幼児に視聴させることにより、正常な同化対象が失われ、聞いて真似するという基本的な学習本能が作動せず、その結果、「聞く→話す」段階での観念能力の習得に(言語の発現を遅らせる等)多大な問題を引き起こすということなのだと思う。
 
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