>私権の衰弱によって社会的な身分序列の頂点に君臨することになった大学の体制化とそれによる肯定派の増大によって、徒らに対象の細分化が進行し、ますます基本構造の見直しが捨象されて、誤った「基本認識」を生き永らえさせる事になった。
現在でも、日本のメジャーな大学では、日米安保など従米政策の正しさを植えつけるために、政官財などの旧体制派とマスコミが揃って洗脳を続けているようです。
このような内容を見ると、大学で行われているこれらの授業や講演の中身こそ大衆の意識から最も遠く、全否定の対象ではないかと思います。
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「早稲田大学で「属国・日本」に失望し、上智大学で50年後の日米関係を考えた。」より引用
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二週間連続で日米安保、日米同盟関連のシンポジウムに出席したわけです。最初は鳩山が「社民党切り」をした先月28日に早稲田大学大隈講堂で、そして今日は四ッ谷の上智大学です。早稲田の会場は今日の会場の数倍の収容力がある会場です。二つのシンポに出席してみて、いかに早稲田大学で開催された、「日米研究インスティテュート」の会合が政治的に偏っており、イデオロギーなものであるか、ということがよく分かった。私は早稲田大学卒業ですが早大卒であることをこれほど恥ずかしく思ったのは今日が初めてです。
〜中略〜
早稲田のシンポには自民党の林芳正元防衛大臣、民主党の長島昭久防衛政務官、そして、三極委員会メンバーの田中明彦(東大教授)、中西寛(京大教授)、柳井俊二(元駐米大使)、阿川尚之(慶應大学教)といった主立った、かなり濃度の高い「アメリカの手先」をはじめ、米国側のジャパン・ハンドラーズからもマイケル・アマコスト(元米駐日大使)、パトリック・クローニン(新安全保障機構研究員)、シーラ
・スミス(CFR研究員)というふうにオールスター出演。
〜中略〜
>早稲田のシンポがエスタブリッシュメントの巣窟だとすれば、上智のシンポにはファローズやクレモンズなどの、いわゆる「リビジョニスト」が終結。非常に好対照をなしていました。
そして、二つのシンポジウムには共通する参加者が1人いました。米国大使館の首席公使のジェイムズ・ズムワルトです。ズムワルトはこういったイベントには必ず出席しているようで今日も秘書を連れて参加していました。
面白いのはズムワルトが早稲田のシンポでは英語でスピーチしたのに対し、上智のスピーチでは非常に流ちょうな日本語で話したということです。日本語を話せる米国人が言語を使い分けてスピーチすることには意味がある。普天間問題が危機にある中で開催された、早稲田のシンポは米国側の参加者が日本側を威圧する目的があった。
ズムワルトの話に戻ると、一般的にも言えますが、アメリカ人は言葉を使い分けるのです。これは覚えておいた方がいいでしょう。これはジェラルド・カーティスの講演会を聞いたときにも感じたのですが、彼らは言語に応じて「別の脳みそ」で話しています。なお、二つのシンポジウムは米国大使館の協賛・主催を受けて開催されています。
>早稲田のシンポジウムについては、日本の大企業や、朝日からサンケイまでの大手マスコミが全て協賛していることもあり、ニュース報道用のプロパガンダの絵を撮影するためという目的もありました。実際、マイケル・アマコストや、あの長島昭久が講演している姿はテレビで放送されました。
>早稲田のシンポに比べれば、上智のシンポは会場から自由に質問を受け付けたり、多様な意見を異なったディメンションで取り入れていたから、ずっとマシなわけです。早稲田の方は聞くところでは政経学部などの教授がかり出されて動員されていたそうです。
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以上、引用終わり |
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