経済破局は来るのか?
232517 原田武夫近著「狙われた日華の金塊」3〜最後に狙っているのは日華の金塊
 
山澤貴志 ( 45 鹿児島 ITコンサル ) 10/05/31 PM08 【印刷用へ
● 日華の金塊に狙いを定めたアメリカ

そのような破局戦略を練るアメリカにとって、なんとも目障りなのが、日本をはじめとするアジアである。アジアは欧州と違って、大衆レベルで富を溜め込んでしまう特性を持っている。アメリカは80年代以降、日本そしてアジアから奪うだけ奪ってきたが、にもかかわらず、日本そしてアジアはその度に復活してくる。最近でも、日本の貯蓄性向はまたプラスに転じ、デフォルトリスクは世界でも最も低い国になっている。「奪う欧米、貯めるアジア」という構図だ。
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そんな欧米勢が最も狙っているのが、日本と中国の王室がフィリピンに秘匿しているとされる金塊「黄金の百合」である。不安定な国際貨幣秩序状況下では、「金本位」へと向かう動きもある。しかしアメリカはこの金本位という秩序すら解体しようとしているのではないか。オバマは来日し、天皇に深く頭を垂れた。その真意は、簿外に秘匿されている金塊を市場に放出させることで、金本位的秩序すら解体し、(核)エネルギーと食料、いわゆるコモディティによる新世界秩序を構築することにあるのではないか。

■ 私見〜終末思想による自作自演の破局によって欧米社会は共倒れになる

通貨、金、エネルギー、食料を巡る近未来仮説としては、非常によくできているという印象を受けた。

231745 で内藤氏が述べているように、アメリカが開発したCDSの本質は、国家崩壊で儲けを出す手法であるというところにある。そうならば、世界市場の胴元であるアメリカが自らの自滅によって利益をあげることも不可能ではない。しかし、彼らアメリカにとって最大の懸念事項は、FRBの出資者、金主である欧州貴族の意向ではないだろうか。実際、欧州発の金融規制の動きは強化する一方である。彼ら欧州貴族の支配力を解体せんがために、金を巡る様々な確執が現在も繰り広げられているのではないか。「黄金の百合」についてもそのような話が投資家たちの間で行き交うようになったという点は、アメリカからの欧州への牽制なのだろう。(そのように考えると、昨年の邦人が運んだ13兆円事件も、アメリカ側の試運転だったのかもしれない)

原田氏が描き出す世界は最悪の暗黒世界である。終末思想に取り付かれた欧米エリートによるカタストルフを媒介にした世界政府的な支配社会構想。しかし、終末思想のその先に千年王国が訪れる可能性は低い。欧米は奴隷だとたかをくくっている自国民の反乱によって、支配層が打倒される可能性もある。(実際、反FRB運動はアメリカにおいて力を持ちつつある。)アメリカの食料安全保障戦略のほころびは既に露見しており、もはやうまくいくとは思えない。CO2戦略もその嘘がばれ始めた。・・・・911以降、繰り返される陰謀とその破局は、欧米支配の幕切れのための内部抗争なのかもしれない。

最後はアジアの勤勉性こそが勝利するのではないだろうか。
 
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235576 世界経済激変! アメリカが目論む「国家破綻」と狙われた「日華の金塊」(1) Rivet16 10/08/02 PM08

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