本能回路と共認回路。
本能回路の場合、
>個体内で生じた欠乏を満たすために、一方的に対象獲得に向かうという(20119)
つまり、欠乏も自らの中から湧き出てくるし、満たされることによって得られる充足も、自らの中でのことということ。
一方、共認回路の場合、
>欠乏と対象の相互連携により、その充足度を高めていく(欠乏を満たす)という構造
“欠乏が満たされる”状態では、欠乏(自分)と対象(相手)が繋がっている状態ということになる。
じゃあ、共認回路において、欠乏はどうやって起こるのだろう?
共認回路で生じる欠乏=“共認”欠乏というのがポイント☆
「相がどんな状況・気持ちなのか、判断出来ない」
・・・自分の中に、その体験記憶がなく、相手=自分となって判断出来ない状態
「相手との関係において、充足出来ない」(ex.無視される)
・・・相手の状況は把握できるが、そこに自分が同化出来ない状態
こういう状態に置かれた時、共認不全状態となり、欠乏が生じる。
つまり、共認回路では、欠乏そのものからして、≪相手発≫であるということ。
だから、共認欠乏は、相手を捉えずして解消は出来ないんですね♪ |
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