格付け会社によって、ギリシア国債の「3段階」の格付けダウン、が実行された。昨年からのサブプライム金融恐慌の最中、金融市場の「混乱・崩壊」を避ける意味で、1段階づつ3回に分けて格付けを下げる「配慮など、一切行われなかった」。各国政府が利上げ、利下げを行う際、金融市場の混乱を避けるため、0.25%づつ、何度かに小分けにして利息の変更を行っている事とは、「全く異なる、姿勢」が、こうした格付け会社には「見られる」。<オルタナティブ通信 ‘10.04.29より>
暴走した世界金融市場がついに、おおっぴらに国家を潰し始めた。
混乱を作ることで儲けを確保してきた金貸達だが、少なくとも、今までは非難を避ける為に表立っての行動は行わずに、陰謀として仕掛けてきていた。
しかし、隠す必要もなくなったのか、それだけ追い詰められているのか、混乱を誘発させる行動を表立って行ってきた。
つまり、国家集団と市場(金貸し)との、全面戦争である。
市場との戦いの為には、国家と市場との関係を歴史的にも観念的にも、きちっと理解しておく必要がある。
⇒超国家・超市場論11 市場は社会を統合する機能を持たない31251 |
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