新資源・新エネルギーの開発は?
230203 メタル資源: リサイクルの課題もあるが、製品の「長寿命化」と「レンタル制」への転換が本質課題。
 
麻丘東出 ( 49 兵庫 環境コンサルタント ) 10/04/16 PM09 【印刷用へ
ネットサロンで「エネルギー・資源の自給自足の可能性」を追究していて、「都市鉱山 196628」の可能性の話題になり、そこから“メタル資源のリサイクルをどうする?”という論点になり、そのために“メタル資源の回収システム”と“回収した製品からメタルを分離する技術”の論点になっていった。

しかし、この議論をしていて気付いた。
都市鉱山からのリサイクルの課題は重要だが、それ以上に重要な論点がある。

■製品の耐久化

リサイクルは、製品の廃棄物から回収することを前提にしている。
であれば、廃棄物が出難い製品にすれば、リサイクルする必要性も減る。
最も重要なのは、製品の寿命を延ばすことだ。

そしてそれはそんなに難しいことではなく、メーカーにとっても使用者にとってもメリットがある法にすればいい。
例えば、長寿命化した製品に対しメーカーや使用者に、税の優遇を与えれば良い。
また、長寿命化商品を開発して作った企業に補助金を与えてもいい。


■レンタル・リース制

レアメタルなどのリサイクルについて調べると、市場原理(コスト)を考えれば難しいとか、一般廃棄物の地方行政の障壁など、リサイクルの回収システムが大きな壁であるというような論調が多い。

であれば、それは商品を購入した人たちから回収するシステムを構築しようとするから難しいのであって、その前提を止めれば良い。

携帯電話、家電、車など都市鉱山の主要商品は、販売制からレンタル・リース制に法整備してはどうだろう。
そうすれば、確実にメーカー側に商品が戻ってくるリサイクルも可能だ。

そしてこれもそんなに難しいことではなく、購入するよりレンタル・リースの方がメリットがあり、短期より長期レンタル・リースにすれば大幅にメリットがあるコスト設定にすれば良い。
また、メーカー側にもレンタル・リース期間に応じた税優遇を与えるなどを考えれば良い。


★資源の問題は、環境技術の課題もなくはないが、本質は『人々の社会共認の中身』であり、そのために人々の認識を転換出来るように促す政治の問題だ。

 
  List
  この記事は 217087 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_230203
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
【資源を活かす画期的な方法とは?】週刊NewStream(社会)Vol.19 「地域を守る人たち(旧:なんで屋)」 11/11/06 AM01
『マグネシウムエネルギーは次代のエネルギーになり得るか』第10回〜まとめ:実現可能性の検証2〜 「地球と気象・地震を考える」 10/10/30 AM11
日本の税システムを考える−11 新時代にふさわしい税システムとは」(2) 「金貸しは、国家を相手に金を貸す」 10/07/23 PM00
『次代を担う、エネルギー・資源』状況編12 〜まとめ2/2:今後の可能性〜 「地球と気象・地震を考える」 10/06/23 PM02
233420 リースとレンタルの違い 佐々木尊一 10/06/19 AM01
233411 2024年 自動車などエネルギーを多く使う物は大部分リースか共有に(文科省予測) ぴのこ 10/06/18 PM10
230852 これから環境問題を追求するにあたって 喜田育樹 10/04/28 PM11
『次代を担う、エネルギー・資源』状況編8 資源(コモンメタル・レアメタル)の自給の可能性? 〜資源開発〜 「地球と気象・地震を考える」 10/04/24 PM00
230565 資源・エネルギー問題の根源は、「疎外労働」を生み出した経済学にあるのでは? 浅野雅義 10/04/23 PM08
『時代を担う、エネルギー・資源』状況偏7 〜資源(レアメタル・コモンメタル)の自給の可能性?〜都市鉱山〜 「地球と気象・地震を考える」 10/04/19 PM10

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp