暴走する悪徳エリートの所業
229991 8時間労働は科学的には何の根拠もない正当化観念の産物
 
大嶋洋一 ( 47 福井 電気・情報設計 ) 10/04/12 PM04 【印刷用へ
8時間労働が先進国の間では、世界標準となっているが、それらの根拠を調べてみた。以下、リンクからの引用です。

>労働者の日としてのメーデーは、1886年5月1日に合衆国カナダ職能労働組合連盟(後のアメリカ労働総同盟、AFL)が、シカゴを中心に8時間労働制要求の統一ストライキを行ったのが起源。 1日12時間から14時間労働が当たり前だった当時、「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は、おれたちの好きなことのために」を目標に行なわれた。

>1888年にAFLは引き続き8時間労働制要求のため、1890年5月1日にゼネラル・ストライキを行なうことを決定したが、1886年の統一スト後にヘイマーケットの虐殺といわれる弾圧を受けていたため、AFL会長ゴンパースは1889年の第二インターナショナル創立大会でAFLのゼネスト実施に合わせて労働者の国際的連帯としてデモを行うことを要請、これが決議され、1890年の当日、ヨーロッパ各国やアメリカなどで第1回国際メーデーが実行された。以後も労働者の権利を主張する運動、また、国民がその時々の要求を掲げ団結と連帯の力を示す日として継続・発展してきた。


労働時間と精神的負担との関係について、これまで多くの研究者が論文を公表している。いくつかの論文では関係があると認めているものがあるが、時間以外の要素(能力など)が多く関連しており、現在のところは科学的根拠は認められないというのが妥当な判断である。(参考論文「労働時間と精神的負担との関連についての体系的文献レビュー」リンク

寧ろ、労働組合等の運動者が、自分たちの要求を正当化する為、つまり自分たちにとっては苦役な労働の対価として、それに等しい休憩時間や、自由時間が必要だという無理やりの論理を押し通したに過ぎない。

我々はいつの間にか、憲法の条文にある「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」(第25条)にふさわしい労働時間は8時間だと、間違った観念を刷り込まれ、本来の人間の活力や能力を引き出す機会を潰してきたのが、今の労働基準法を始めとした様々な法体系だと思う。
 
  List
  この記事は 210010 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_229991
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
230185 人々の意識時間までを労働法で規定することはできない 佐藤英幸 10/04/16 PM04
230098 労働基準法改正は人々の活力低下を招く ファイテイングドックス 10/04/15 AM01
230084 正当化観念にしがみついて要求することをやめれば、活力は上がる 本田真吾 10/04/14 PM10

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp