>自分発からみんな発への転換、否定から充足・肯定への転換。これは観念論ではなく、現実に使える構造論である。この方向に動けば成果が上がる(229248)。
価値観と構造論の違いは、簡単にいえば『根拠があるかどうか』。
価値観とは単に自分にとってその方が都合がいい(or悪い)かどうかであり、当に人それぞれである。上記の認識も一見すると価値観のように捉えてしまい勝ちであるが、そうではない。
20354 観念パラダイムの逆転2 現実否定の倒錯思考
>事実、私権時代の全ての既成観念(古代宗教と近代思想)は、この異常な現実否定意識に基づいて作られている。その証拠に、これまで現実を否定する意識は、常に暗黙の内に正(義)として意識され、現実を否定する意識そのものを疑うような意識は、全く登場してこなかった。これは、現実否定→倒錯思考が、私権時代を貫く思考のパラダイムである事を示している。
20355 観念パラダイムの逆転3 現実とは、人々の意識である
>だが、貧困が消滅して生存圧力が衰弱し、同類圧力が中心的な圧力になってくると、パラダイムは一転する。同類圧力は、人々の共認が形成する圧力である。従って、『現実』とは人々の意識に他ならなくなる。
213622 潮流3:’70年、豊かさの実現と充足志向
>豊かさが実現され、生存圧力が弛緩すると、闘争の実現可能性よりも充足の実現可能性の方が大きいので、人々がそちらに向う結果、闘争よりも充足の方が価値が高くなる。つまり、闘争よりも充足の方が、挑戦よりも安定の方が大切になる。従って、闘争(仕事)志向や挑戦(創造)志向よりも、充足志向や安定志向の方が強くなる。
70年生存圧力の克服によって、私権時代では実現不可能だった「否定から充足・肯定へ」「自分からみんなへ」転換する可能性が開かれた。あとは、自信を持って実現に向けて照準を絞って動いていけばいいだけである。 |
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