日本を守るのに、右も左もない
229291 3/28なんでや劇場レポート(5) 試験エリートは無能⇒10年後には社会統合気運
 
匿名希望 10/04/01 PM00 【印刷用へ
近代日本の政治史を振り返ってみても、明治維新の中心となった下級武士たちは、学問的なものはほとんどやっていない。にもかかわらず新国家を作り上げ、さらには彼らをトップとした明治国家は日清日露戦争にも勝利した。当時の後進国である日本が西洋列強に伍していたのである。

ところが、明治中期から官僚養成を目的とした試験制度が始まり、これが国家権力と結びついた結果、強力な引力を持つことになり、学歴信仰が登場する。これ以降、学歴序列で全てが決まるようになり、それは今だに続いている。ex.民間の人間には信じられないことだが、官僚は(戦前の軍も)入省前の試験の席次で、その後の出世が決まる。

それ以降、首相も軍隊の参謀本部も試験エリートたちに独占され、戦前の日本は外交でも経済でも戦争でも、百戦百敗の惨憺たる結果となった。このように、「日本の官僚は優秀」というのは全くのウソであり、戦前の段階から既に、明治維新の下級武士たちよりはるかに劣るというのが事実である。ましてや、決まった答を踏襲するしか能がない現在の官僚たちはトコトン無能である。(一部にはまともな官僚が少数いることは事実だが、多勢に無勢で、まともな官僚ほど冷や飯を食わされるので、どうしようもないのが現状である。)

明治維新の下級武士たちの能力も、遊び空間の中で形成されたものである。そこで、現実にぶつかる問題を白紙(ゼロ)から考える。成人後は、遊び空間での充足体験の充足イメージを使って、直面した問題に答を出すことができるようになる。今、求められているのは、白紙(ゼロ)から組み立てることのできる能力である。旧観念をはじめとして昔の答は何の役にも立たないのである。

初めて歴史構造論を構築するために使ったのは、実は、大学受験用の歴史の参考書にすぎなかった。同じ参考書でも単なる試験勉強のために使うのと、理論構築という課題意識の下で使うのとでは全く違う。試験勉強の場合はただ機械的に理解・暗記するだけだが、理論構築という目的意識の下では、歴史事象が体系化・構造化されるので、現実の武器として使えるようになる。例えば、古代宗教が2600年前、同時期に登場したのはなぜか?という問題意識などがそれである。

10年後に登場する社会統合気運とは、社会を対象化するといった次元を超えて、官僚に代わって我々庶民が行政を担うという気運である。
官僚に社会統合を任せておいて、文句だけ言うのはフランス革命と同じで何も変わらない。自らが担っていくという意識が、社会統合でも企業運営でも、どこで切っても求められる、そういう時代が10年後には始まるのである。
 
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