思考革命:問題意識発から可能性発へ
229180 みんなの成功体験、充足体験なら、誰でも、いくつになっても手に入れることが出来る。
 
山澤貴志 ( 45 鹿児島 ITコンサル ) 10/03/30 PM08 【印刷用へ
3月28日のなんで屋劇場では、「闘争過程で求められる能力は、どのように形成されてゆくのか」というテーマで扱われた。

そこでは、

乳幼児期には母親との親和・スキンシップを通じて対人関係におけるアンテナが形成される。

学童期には遊びを通じて仲間との関係形成力、集団指導力、白紙からみんなでなにかを生み出すという創造力の原点部分が作り出される。ただし、一般的には我の強いものが餓鬼大将になるというような傾向もあり、学童期につくられたリーダーシップだけでは、思春期、青年期において通用する共認形成力が不十分であるともいえる。

特に思春期になると、性の引力という全く異なる引力が登場してくるため、この思春期に固有な難問をどう乗り越えるという課題も登場してくる。

このようにして、仲間関係、男女関係における共認形成力の土台が思春期までにつくられるとはいえ、社会空間における共認形成力が実際に構築されるのは、実際に社会空間の圧力を受けて動き出す青年期においてである。具体的には企業や社会運動組織における組織指導体験あるいは企業間競争の勝利体験というものを通じてである。

という基本的な能力形成段階についての見方が示された。

しかし、このような見方を受けて、

では、乳幼児期においてスキンシップ不足ゆえに対人関係のアンテナが形成されなかった人間はどうなるのか?

もはやゲーム遊びオンリーで集団遊びを喪失した若者たちはどうなるのか?

生まれたときには社会運動は形骸化し、起業といっても資金力もなく、勝利体験、成功体験の希薄な中高年はどうするのか?

という疑問は当然沸いてくる。特に劇場後のサロンで感じたのは、勉強より遊びといわれても、勉強を強制させられて、遊ぶことを許されなかった、私たちはどうやり直せばいいのか、という若者の声であった。

そこで、では、受験勉強を終えて、大学で何をしてきたのか?を聞いた。すると、そこでの若者の回答は、サークル活動であり、農業ボランティアであり、という答えであった。

私は「そうやって、今の大学生は、子供時代に手に入れられなかった遊び空間、遊び仲間を取り戻そうとしているんじゃないのかな。」と答えた。そして私自身、運動能力に劣り、遊び空間ではずーっとびりっけつだったけれども、大学のボランティアサークルにおいて、リーダー的な役割を得る機会があり、それ故に、なんとか、今があるということに思い至った。そして「なんで屋では、スキンシップ不足やいじめ体験ですら乗り超えていける。それはみんなの成功体験ならいくらでもあるし、みんな発の空間では誰も自分の成功体験をひとりじめしようとはしない。だから、誰でも、いくつになっても、成功体験、充足体験を手に入れることはできるんだよ。つまり、幼児に戻っての親和充足体験のやり直しはできる。そして同じように、仲間との充足体験だってやり直すことが出来るんだ。」という話をした。

そして、同じ構造において、中高年が青年期に体験することのできなかった社会空間における成功体験を積みなおすことも、不可能ではないと思った。世間には、学生運動の挫折から、社会運動に対する不可能視をはらむ中高年は多い。しかし、時代状況は大きく変わった。もはや若者たちは社会の役に立つための仕事を明確に求めている。彼らの期待に応えていくことで、いくらでも成功体験、充足体験を手に入れることはできる。そして、そのためのみんなの成功体験も、るいネットにはすでにたくさん、蓄積されている。

時代は転換した。今や、みんな発であれば成功体験、充足体験も、誰でも、いくつになっても手に入れることが出来るのだ。この確信を持って、若者たちといっしょに時代を切り開いていこうではないか。中高年世代よ、奮起せよ、だ。

実は3月28日に丁度、45歳を向かえ、アラフィフ世代となった私にとって、今日の若者との会話は最大のプレゼントとなった。異世代の交流の場であるなんで屋劇場に感謝である。
 
  List
  この記事は 121281 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_229180
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
231583 今後10年間の【活力と成果】には“2つの転換”と“追体験”が必要 竹田翔 10/05/13 PM01
■間接評価のススメ 「これからは探求の時代」 10/04/13 AM00
229326 老若男女、誰もが『人の役に立ちたい、成果をあげたい、能力を向上したい』と思っている。 丸一浩 10/04/01 PM08
229256 仲間がいるから充足できて成長できる 野田雄二 10/03/31 PM11
229247 10年後の時代をつくりだすために 2U 10/03/31 PM09
3/28なんでや劇場レポート(6)〜充足体験が可能性収束力の土台(源泉) 「日本を守るのに右も左もない」 10/03/31 PM00
3/28なんでや劇場レポート(3) 今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる 「日本を守るのに右も左もない」 10/03/30 PM10

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp