人類の起源と人類の拡散
22830 縄文の謎
 
岡本誠 ( 47 兵庫 経営管理 ) 02/02/02 AM00 【印刷用へ
>何故厳密な交差婚が日本では成立することがなかったのか?という謎を考えてみるのも…(細田さんmsg22720)

 そうですね。立ち止まって考えると、まだまだ多くの謎がありますね。
 例えば婚姻制に限っても、原初はボス集中婚であったはずなのに、いつどのようにして「兄妹婚」になったのか、そして族内婚からいつどのようにして族外婚へ転換したのか(本当に転換したのだろうか?)、さらにその崩壊の過程は?と、謎だらけです。これらの謎は、歴史を追って、集団構造(統合様式やムラの構造)や、同類圧力をどう止揚したかを解明する鍵を握っているように思われます。

 歴史的には、極限的な状況から一定程度生存圧力を克服する採取生産への転換点、次に定住できるまでに克服した人口増大期(大規模集落期)、そして再び集落拡散期(あまり議論されていませんが、衰退or滅亡的状況に陥った可能性があります)を経て、渡来人である弥生人に遭遇した時期に当たります。婚姻制を組み込むことで、同類圧力、生産様式、自然外圧を総合した縄文像が結べそうな気がしています。

 勿論これらは日本全土で一様ではなく、地域差を考慮する必要があります。しかし一方で、共通基盤も保持していると言われています。我々が予想する以上に移動や人的交流が存在したと思われます。

 それからまだ釈然としないのが広域の物流で(同類圧力の一側面を形成しています)、商人説、交易説、贈与説(この可能性が一番高い)とありますが、実態イメージ像を結ぶまで至っていないのが正直なところです。もう一つあるとすれば、各々の集団が自前で産地まで採掘に行ったとする説ですが、再度解明に挑戦したい謎の一つです。

 一時立ち止まっての気になる謎でした(他にも多くの謎があると思いますが…)。婚姻制と同類圧力に関しては、既に平野氏と田野氏が先行されているようなので、続きたいと思います。
 
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22931 『日本婚姻史』の概略 岡本誠 02/02/04 AM00

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