新資源・新エネルギーの開発は?
228206 日本の石炭埋蔵量と自給可能年数(試算)
 
center_axis 10/03/13 PM01 【印刷用へ
 石炭の埋蔵量に関してはいろんな数値予測が出ています。そのなかから、石炭埋蔵量に関しての代表的な数字をまとめます。そこから、日本が仮に現在の使用量で何年自給できるかを試算してみたいと思います。

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●無煙炭(むえんたん)と瀝青炭(れきせいたん)
・日本の石炭埋蔵量は3億6千万トン
・世界の石炭埋蔵量は4788億トン
 ※この埋蔵量は現在の技術で経済的にとれる石炭の量
・日本の石炭埋蔵量は世界の埋蔵量の0.08%
・日本の陸地面積は世界の0.25%
・日本では1年間におよそ1億8千万トンの石炭を使っています。
・世界中の石炭の埋蔵量は、合計約3兆4,000万トン 
・実際に掘り出すことができる石炭の量は、その3分の1以下の約9,000億トン

参考:「財団法人 石炭エネルギーセンター」 リンク

●全世界の石炭埋蔵量
・全世界の石炭の埋蔵量は3.4兆トン
・採掘可能な可採埋蔵量はBP統計(2003年)によれば9845億トン
・うち良質の無煙炭・瀝青炭は5191億トン
・質の落ちる亜瀝青炭・褐炭は4654億トン
参考:「化石燃料の埋蔵量」 リンク

世界の石炭埋蔵量〜あと何年もつのか(可採年数)
2007年末時点の世界全体の石炭の確認埋蔵量は約8475億トン

可採年数は、
 石炭     133年
 原油(石油)41.6年
 天然ガス  60.3年

<石炭埋蔵量トップテン>
第1位:アメリカ(2427億トン)(28.6%)
第2位:ロシア(1570億トン)(18.5%)
第3位:中国(1145億トン)(13.5%)
第4位:オーストラリア(766億トン)(9.0%)
第5位:インド(565億トン)(6.7%)
第6位:南アフリカ(480億トン)(5.7%)
第7位:ウクライナ(339億トン)(4.0%)
第8位:カザフスタン(313億トン)(3.7%)
第9位:ポーランド(75億トン)(0.9%)
第10位:ブラジル(71億トン)(0.8%)

※日本の石炭埋蔵量(2007年末時点)は3億5500万トンで、世界全体に占める比率はわずか0.04%
参考:「全世界の石炭埋蔵量」リンク

●世界にはどれくらいの石炭が埋まっているの?
・世界の石炭の総埋蔵量は、約11兆トン
・そのうち、採炭可能な場所にあるのは約1兆トンです。
※釧路コールマインがある 釧路沖炭田には確定実収炭量1億2000万トンの石炭が眠っています。
参考:「くしろ石炭.com」リンク

●参考資料
・神戸製鋼:世界の石炭資源リンク
・三井松島産業:石炭産業の概要
 リンク
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上記から仮説を立てると、

日本の石炭埋蔵量は3億6千万トン(無煙炭と瀝青炭)

<全世界>
無煙炭・瀝青炭は5191億トン 53%
亜瀝青炭・褐炭は4654億トン 47%
___________________
可採埋蔵量合計 9845億トン

<日本>
石炭埋蔵量の合計
3億6千万トン÷53%=6.8億トン→約7億トン前後

可採埋蔵量率 約9,000億トン÷3兆4,000万トン=26.47%
       約1兆トン÷11兆トン=9%

から考えれば、日本における埋蔵量の予測値は、
 7億トン÷26.47%=26億トン
 7億トン÷9%  =77億トン

となり、26億トン〜77億トンの幅で捉えられます。

とすると、現在の石炭使用量で考えれば、

26億トン〜77億トン÷年間1.8億トン
=14〜42年の間は、自給できる可能性があるといえます。

※さらにそれぞれの数値の根拠を押さえていく必要があります。なお、石炭必要量は現在のままで推移するのか、市場縮小や環境問題によって減少するのかによっても変動してきます。
 
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