企業を共同体化するには?
227838 自主管理の実現基盤と共同体企業
 
汚れなき男 ( 29 神奈川 会社員 ) 10/03/08 AM00 【印刷用へ
共同体企業において重要となる認識に、自主管理という姿勢がある。自主管理とは、労働者自らが生産の全体を把握し、その意味を了解した上で管理していく仕事姿勢である。それに対峙する観念として他者管理、即ち誰かに管理され、与えられた仕事をするという仕事姿勢がある。後者の姿勢は労働者の一挙手一投足がお金に換算されるような、仕事の領域を明確に区分するだけでなく、組織と労働者に主従関係を約束させるものであり、私権が衰弱し、かつ工業生産から意識生産へと転換した今において、完全に足かせにしかならず、生産力足り得なくなっている。

一方、意識生産の時代において、最も求められるのは個々人の専門的な技術や能力ではなく、普遍的に類総体を対象化する能力であり、その上で社員全員が自主管理の意識で仕事に取り組むことにある。

言い換えれば、根本として私権企業のような体質では自主管理は成立しないことを意味しているのである。

では、一体自主管理の実現基盤はどこにあるのであろうか。

それはまさに工業生産から意識生産への転換により、機械を必要とせず、その所有者(経営者・資本家)を必要としない状況の実現にある。それは意識生産における、生産の担い手が生身の人間の認識と実践であることと、意識生産そのものが類的価値を生産する活動であることからも、より強固にその実現を可能にさせている。

そして、それを活かせる場こそが共同体企業という企業形態にあるのだ。
 
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