共同体社会の実現
227149 共生適応の「市場」は、その原理から自己規制が出来ない。
 
猪飼野 ( 50歳代 東京 営業 ) 10/02/25 PM00 【印刷用へ
■国家は闘争系の集団(統合)適応の原理に基づいた存在。

■市場はその闘争からの抜け道としての共生(取引)原理に基づいた存在。

◎両者は、適応原理が違うので根本的に異なった存在。

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超国家・超市場論2 闘争(能力)適応 と 共生(取引)適応29834 より

「国家」は、私権闘争がむき出しでは集団が統合できないので、私権闘争を止揚して身分序列を作ることで集団を統合させた。

一方で、「市場」は目先の相手とのギブ&テイクによってお互いが得をする関係(共生関係)を作ることで、闘争を避けて利益を得るという抜け道を作った。

しかし、最大のポイントは、「市場」が集団統合課題を担っていないという点だと思います。

「国家」は、集団を統合しないと私権闘争に勝てないという関係から、私権闘争に勝つための集団統合を担っています。つまり私権獲得(個人の目的)を達成するために、集団間の闘争に勝つ必要があり、自集団の統合を担う事になり、個人課題の追求が集団課題と重なってしまいます。適応態である「国家」もそのようにして出来上がっています。

一方で共生(取引)原理に基づいた「市場」は闘争を避け(=抜け道)て、集団課題を放棄しています。国家の傘の下(社会統合は国家が行っている)で、自分たちの利益のみを貪る事で膨張を続けてきたのです。

集団統合課題を持ち合わせていない「市場」がむやみに拡大し続けたから、今日の世界市場は先進国のほとんどの国家が崩壊しかねない経済大破綻を起こしたのだと思います。

だとすると、これからは「自由主義経済」という獣を野放しにせずに「国家」がオリに入れて、制御していく方向に、国家戦略を転換していく必要があると思います。
 
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