試験・身分制度の根深い害
225859 平成官僚は無能すぎる
 
10/02/05 AM03 【印刷用へ
堺屋太一「平成官僚は無能すぎる」文藝春秋2002年3月号 より抜粋引用。

「1985 年、国土庁は『東京のオフィス・ビル不足』の予想を発表しました。…この大はずれの予想が、土地ブームの火付け役となったのです。」

「官僚は需要の過大予測やバブルを作っただけでなく、金融緩和や公共事業でそれを増幅させました。そして地価上昇への非難が激しくなると、突如、金融引締めに転じて大不況を招きました。」

「(官僚の無能さの)まず第一は、『固定観念の罪』です。平成官僚は古い昭和の固定観念から抜け出せないのです。…すなわち、@人口は必ず増える。A土地は不足している。B経済は成長する。C物価と賃金は上昇し続ける。 そして、D日本は孤立した島国である。…ところが現状は、この五つの現象が五つとも変わりました。…それなのに、官僚は固定観念を変えようとしていない。」

「平成官僚が犯した(もう一つの)大罪は、秩序破壊です。この責任を問われるべきは、文部科学省、警察、厚生労働省です。…まず、円周率3 に象徴される教育の荒廃。…昨年、日本の警察の安全管理能力の低下を露呈したのは、明石で起きた陸橋での群集雪崩事故でしょう。…厚生労働省では、農林水産省と並び、狂牛病に対する対策の遅れが記憶に新しい。」

「世界の潮流が知価社会へとシフトした今日も、官僚はまだ工業社会を目指して指導しているのです。…(金融の例では、)土地担保か大企業に融資すれば危険はない、という前提で指導し、…『護送船団方式』をとっていました。…ところが知価社会になると、事態は一変します。可変的で予測困難な知価を創造する事業を評価して、投資を行わなくてはならないのに、日本の金融機関には事業審査能力がない。官僚と一緒になって護送船団の安眠をむさぼっていたからです。」

「官僚機構はもちろん行政機能を目的とした機能組織(ゲゼルシャフト)です。…ところが終身雇用と排外人事を続けてきた結果、現在の官庁は、官僚の共同体組織(ゲマインシャフト…家族のようなもの)に転じてしまっています。…共同体になると、自分たちの居心地のよさが最優先されるので、内部競争のない年功序列人事が徹底されます。…また、身内意識が強固になると情報の秘匿が生じます。そして、外部に対しては平気で嘘をつき、しかも、それがバレてもまったく恥じないようになる。」

「成功体験への埋没もひどいものです。…日本の官僚には、高度成長で成功した、近代工業社会を作り上げた、という自負があります。このため、同じコンセプトに固執し、ついには、失敗を悔いる、ということがなくなってしまった。」

「いま、日本に必要なのは、官僚に国家主導の地位からご退場願うことです。それには、全国民が…官僚たちの行った失敗と怠慢を正しく認識し、その無能さを知ることです。」
 
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新しい潮流1 社会捨象→不全捨象の充足基調(’70・’80年代)
新しい潮流2 私権統合の崩壊と社会収束の潮流(’90・’00年代)
新しい潮流3 社会不全⇒認識欠乏の蓄積
新しい潮流4 言葉それ自体が引力を持ち得ない時代
新しい潮流5 実現派は仲間収束から社会収束へ
新しい潮流6 解脱仲間から認識仲間への逆転
仲間圧力と認識仲間
新しい潮流は、新しい人間関係を必要としている
市場社会の、カタワの「集団」
本当は、「集団」に入ったのではなく、社会に出たのだ
古い人間関係は、影が薄くなるばかり
関係パラダイムの逆転1
関係パラダイムの逆転2
活力源は、脱集団の『みんな期待』に応えること
収束不全発の適応可能性の探索、その深くて強い引力
充足基調から探索基調への転換
'90年代の危機感と変革期待の行方
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潮流2:戦後日本の意識潮流
潮流3:’70年、豊かさの実現と充足志向
潮流6:’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束
潮流9:経済破局を突き抜けてゆく充足・安定・保守の潮流
今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる 
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(1) 共認充足が最大の活力源。'10年代はそれだけで勝てる
市場時代の共認非充足の代償充足⇒解脱(芸能)埋没
'70年〜現代 収束不全⇒本能的な秩序収束⇒課題収束⇒認識収束
現代〜近未来 対象への同化こそが新しい認識を生み出す
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「やりがい」に潜む社会的欠乏
カリスマ 〜自分たちが共認できる価値観への評価収束〜 
仲間収束 2:一人でできない子
「働きたいから働こう」という意識
快美欠乏に替わって、認識の統合が最高価値になった。
判断の土俵とは、人々の潜在思念が作り出した共認圧力の場
『必要か否か』が環境問題に対する基底的な答えになる
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