古代市場と近代市場
223949 近世ヨーロッパは現代に通ずる大きな社会の転換点 〜金貸し支配、市場の拡大、国の借金、戦争〜
 
橋本宏 ( 20代 大阪 会社員 ) 10/01/10 PM11 【印刷用へ
なんでや劇場でも扱われた十字軍遠征以降の近世ヨーロッパ。改めてグランドセオリーを読んで、金貸し支配、市場の拡大、国の借金、戦争など、社会問題を考える上で非常に重要な構造が成立したのはこの時代だ。

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「グランドセオリーvol.8 〜戦争はなくせるのか?〜リンク
◆戦争するにも金が要る⇒金貸しと国家の結託
 十字軍遠征、100年にわたる英仏間の戦争、大航海を通じて、兵力を集め戦争を遂行するためには、金が必要となる。そのためローマ=カトリック教会も国家も、必要な金を商人から借り、戦争を遂行した。逆に、商人から見れば、国王やローマ=カトリック教会をそそのかし、戦争を行わせれば、それだけ金を稼ぐことが可能となる。一言で言えば、大商人達は「戦争は儲かる」から、国家に金を貸し続けてきた。

 大商人は多額の経済力を必要とする戦争当事国の両国家に金を貸し、決して損をしないような投資をする。時には国家をそそのかし、国家間の対立を生み出すような画策も企てた。しかし、決して自分たちは手を汚さず、代わりに戦争(=金が要る事業)を起こしてくれる国家に金を貸す。このような金貸しの存在が、戦争を常態化・激化させていった。

(中略)
領土を巡る戦争を繰り広げた国王も、大商人からの借金を返済するために、領地のみならず、官職や特権の売却を矢継ぎ早に行っていく。それでも、借金返済は容易ではなく、とうとう債務不履行を宣言する国王まで現れる始末だった。

 最も貸し倒れリスクの少ない国王や教会でさえ、債務不履行に陥るほどの借金を抱えるまで戦争を繰り返していたのである。
(引用終わり)
 
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