アメリカ→官邸→マスコミによる支配
223247 ■’09年末なんでや劇場ノート4〜市場社会がもたらした自我・私権収束の始まりと終わり
 
山澤貴志 ( 44 鹿児島 ITコンサル ) 10/01/02 AM00 【印刷用へ
●近世・近代600年の市場拡大=自我私権収束とは何だったのか?

元来、人類は極限的な自然圧力の中で、共認原理だけを命綱とし、自我私権を封鎖してきた。その後、中央ユーラシアの遊牧部族から始まった自我私権闘争は、一旦、序列原理にもとづく身分制度によって止揚されたが、西洋発の市場社会は、この自我私権を無制限に拡大させていった。

しかし、市場社会はその最終発展手段として科学技術に先端的に収束していき、結果的に豊かさを実現させた。そして豊かさを実現させた先進国においては、もはや人々の意識の中心は自我私権ではなくなり、次第に共認へと転換しつつある。それ故に、少数私権派の暴走を引き起こしているが、この現象自体が、自我私権にこだわる旧統合階級=特権階級の没落と、私権よりも共認を重視する大衆による社会統合の可能性を指示している。

市場社会は、それ自体は驚くほどの特殊解として西洋に誕生したが、結果として世界中の人々の自我私権欠乏を刺激し、社会を激変させるエネルギーをもたらした。そして結果的に成熟した市場社会は自我私権を封鎖させる基盤を提供しつつある。

そのように考えるならば、恒常的な絶対的自然圧力によって自我私権を封鎖してきた人類が、むしろそれとは逆の豊かさによって自我私権を封鎖する段階に突入すために、過渡的に自我私権エネルギーを必要とした、その加速装置が市場経済システムだったということかもしれない。

いずれにせよ、市場時代(金貸しとその手先である学者・官僚・マスコミの時代)は終わりを告げようとしている。「特権階級の暴走と無能化」が顕在化した’09年を踏まえて、2010年は、共認運動の飛躍の年となるようさらなる理論追求と政策提案に精進していきたい。
 
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