暴走する悪徳エリートの所業
222529 普天間基地問題・天皇会見問題に見る疑問だらけの日本のメディア
 
猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 09/12/23 PM08 【印刷用へ
『?だらけの日本のメディア』(田中良紹の「国会探検」)リンクより転載します。
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 〜前略〜

普天間基地の問題で駐日米国大使が日本の外務大臣に対し「顔を真っ赤にして怒った」との報道があった。もしもそれが事実なら、「アメリカは日本を従属国と見ている事が証明された」、「駐日米国大使には外交官の資質がない」と解説するのが普通である。外交の儀礼上考えられない事実だからである。外交は二枚舌、三枚舌の世界だから、嘘をつく事はあるだろうが、主権国家の外務大臣に「激怒」する外交官は異常である。

そこで「主権国の外務大臣に非礼だ」と批判するのかと思ったら全く逆で「だから日本はアメリカの言う事を聞け」と言うのである。これは一体どういうことか。どこの国のメディアでも外国との問題では主権を主張するのが普通である。ところがこの国のメディアは外国の非礼を批判しないどころか、外国の言うままに国民を洗脳しようとする。いかに「恫喝に怯むDNA」が埋め込まれているとは言え、こんなメディアは?である。

 〜中略〜

11月初めに外務省は受け入れ準備に入った。しかし具体的日程は中国の国内事情で決まらなかった。天皇との会見のための1ヶ月ルールは中国側も知っていた。ただしそれがどれほどの重大さと認識していたかは分からない。12月14日からの訪日が非公式に伝えられたのは11月19日である。外務省は宮内庁に連絡した。文書による正式要請の期限は11月15日だから期限はわずかに過ぎていた。

20日に中国外相が鳩山総理に協力を要請した。つまり特例を求めた。しかし外務省が宮内庁に会見を打診したのは26日と発表されている。このズレはどういうことか。そして27日に宮内庁は外務省に拒否回答をした。しかし外務省が中国側に「会見は無理」と回答したのは30日である。このズレは何を意味するのか。訪日の2週間前に断られて中国側は焦ったようだ。12月3日王光亜外務次官が宮本中国大使を中国外務省に呼びつけて会見を要請した。宮本大使は外務省に官邸を説得するよう要請したが岡田外務大臣がこれを拒否した。7日、駐日中国大使が中曽根元総理に協力を要請した。中曽根氏は平野官房長官に連絡し、官房長官が宮内庁長官に電話で要請したが断られた。9日、遂に中国大使が小沢幹事長に協力を要請する。

翌10日から訪中予定の小沢氏に、大使は天皇との会見が実現したら訪中団の議員全員と胡錦涛国家主席との握手を約束したと言われている。小沢訪中団が中国で胡錦涛国家主席と握手を交わした10日に断り続けてきた宮内庁が一転して会見を受け入れた。そして翌11日に宮内庁長官が記者会見で「政治利用だ」と不快感を表明した。私が注目するのは宮内庁長官の記者会見のタイミングである。

外国の賓客の接遇を巡って日本側に問題があった場合、その問題を公にするのは賓客が帰国した後というのが常識である。賓客の来日前に公にして政治問題化させた例を私は知らない。これは普通でない。下衆の勘繰りで言わせて貰えば、申し込み期限をわずか5日過ぎたからと言って断ると断る方が批判される可能性がある。従って日本の外務省と宮内庁は拒否回答をぎりぎりまで遅らせた。焦った中国側が最後に民主党の実力者に頼みに行く事を想定しそれまでは断り続けた。小沢氏の訪中のニュースを国民が見た後で、つまり特別待遇である事を皆が知った直後に、小沢氏が中国側から特別待遇を受けるために取り引きをして天皇との会見を無理強いしたと印象付ける会見を宮内庁長官が行った。これで小沢訪中と特例会見が国民の中で結びつく。そうでなければ宮内庁長官が賓客来日前の11日に公にして政治問題化させる意味が分からない。

 〜後略〜
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