思考革命:問題意識発から可能性発へ
22242 現実肯定視が生む思考のゆとり
 
山澤貴志 ( 36 鹿児島 建築士 ) 02/01/26 PM11 【印刷用へ
>要するに、実現の為の構造論は、現実否定の鎖を断ち切られることによって、初めて輝き始める。

私権時代カテで歴史を考えながら思うことだが、「これまでの文字になって記録されてきた歴史とは支配者の歴史であって、庶民からの見た歴史を、非文字の資料から再考しないといけない」という風潮が最近は強い。
しかし「現実否定の鎖を断ち切る」⇔「倒錯観念の全否定」という視点で考えると、「庶民の歴史」というのは反「権力の歴史」であって旧パラダイムの枠組みを抜けきっていないというべきではないだろうか。「戦争」に対して「平和」を、「国家」に対して「村落共同体」を、「農耕」に対して「縄文」を対置して考える思考は、前者をマイナス視し後者を理想視することで「知識人の教養」となりはするが、「現実の答」たりえない。
なぜなら「力の論理」を超えた「社会統合理論」の必要性といった認識にいたる為には私権時代の主力モーターであった庶民自身の私権欠乏をも否定する必要があるが、庶民を美化する限りこうした認識には到達し得ないからだ。

何故、歴史をあるがままに見ることができないのか?それは「私権から本源へ」という可能性を対象化できない=思考の活力源と出来ないために、どうしても歴史を全否定するエネルギーが生み出されないのだ。何かを美化し捏造された儀装観念の可能性では、思考に限界があるのだろう。

歴史を考える上で大切なのは従来の2項対立的な思考を超越しうる「思考のゆとり」である。
私権から本源へ」という可能性を潜在思念で深く肯定することで、思索の為の余裕とかゆとりが生まれてくる。

過去の「共同体」を美化することなく、それが崩壊していった「構造」を知ることが可能になり、そして「国家や市場」を一面的に罪悪視することもなく、それを必要とした「人々の欠乏の構造」を知ることも可能になる。

この可能性に導かれた「思考の余裕」が新しい「構造」を語りだすとき、相手の反応も変わっていくだろう。そうして「構造認識」を廻る「期待応望関係」が「話し手」の「人柄」をも変えていくのではないだろうか?

 
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22467 私権時代の事実も肯定的に見ていくとすべての現象がパラダイム転換に結びつくのでは@ 上平貴昭 02/01/29 PM11

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