暴走する悪徳エリートの所業
221549 中曽根も小泉もアメリカの傀儡政権
 
星埜洋 ( 50 東京 企画 ) 09/12/09 AM03 【印刷用へ
>ここで注目すべきは、'04年小泉は、円高是正の為と称し‘外国為替資金特別会計の借入金限度額’なるものを、かって70兆円だったものを一挙に140兆円にまで倍増させてしまった。アメリカが喜ぶのは勿論、トヨタなど輸出企業はもろてを上げて喜んだのは想像に難くありません。紙くず同然になるまで持ち続けるしかないアメリカ国債を国民の誰が歓迎するのでしょうか。(書くうちにだんだんと腹が立ってきますが・・・)
98867

この米国債購入に大いなる貢献を果たしているのが、中曽根(83〜86年)、小泉(01〜06年)なんですね。日本がアメリカ国債をどの程度持っているのか?そしてこれまでの経緯について、以下のブログにコンパクトにわかりやすくまとめてありましたので、転載させていただきます。

永田町異聞 byクレイジーパパ さんより転載
リンク

『ふつう、カネの借り手が、貸し手に大きな顔はできないものだ。ところが、日米という特殊な間柄の国家間ではそういう常識が通用しないから始末が悪い。

日本は輸出で儲け、政府・日銀にたまったドルでせっせと米国債を買う。いや、買わされる。アメリカは還流してきたそのカネを使いまくる。満期がきたら、再び買わせるから、米国にとっては最初から「踏み倒すことのできる」おいしい借金である。

そこで気になるのは、日本が保有する米国債残高が今、いくらなのかということだ。財務省のホームページをのぞいてみると、外貨準備の表がある。

外貨準備9969万ドル。内訳のほとんどは8535万ドルの証券が占める。このなかに、米財務省証券、すなわち米国債残高が含まれているわけだが、日本の財務省はなぜかその数字を開示していない。

さて、どうしたものかと調べていくと、朝鮮日報に中国経済網が発表した数字が出ていた。

 「中国が保有する米国債は4月末現在で5020億ドル(約54兆2100億円)。日本の5922億ドル(約63兆9500億円)に次ぎ世界2位の規模となった」

日本の米国債保有残高5922億ドル。直近の1ドル106円で換算すると62兆7732億円である。やはり、日本の外貨準備の60%近くが米国債なのだ。

さて、長期米国債の満期は30年、20年、10年ものなどがある。30年前の1978年に平均1ドル195円のレートで買った米国債はいまや106円に目減りしている。いくら金利がつくとはいえ追いつかない。20年前でも平均1ドル125円、10年前で113円だ。仮に、日本政府が保有する米国債5922億ドルを平均1ドル150円で買ったものだとしたら、88兆円から62兆円に価値が下落したことになり、26兆円の損失だ。130円で買ったとしても15兆円の資産が目減りしている。

背筋が寒くなるような国家の損失が外貨準備に隠されている。しかも、これは政府・日銀が保有するものに限られた話だ。銀行や生保が顧客から集めたカネで買いためた米国債の含み損を勘定したらと思うと、空恐ろしい。

グローバル経済の本質は資本を世界的に動かすことだ。その資金の主要な提供者にされたのが、貯蓄好きの国民の多い日本である。

80年代に入り、どん底の経済状況に陥ったアメリカは、対日貿易赤字をネタにジャパン・バッシングを続け、「ノー」といえない日本に米国債を買うよう要求した。

バブル期はもちろん、バブルが崩壊した90年代以降も日本からどんどん吸い上げられた資金は、米国を通して世界中をめぐり、中国やインドなどに、大量生産、大量消費の旧来型高成長社会を再現した。そのため資源が高騰し、中東やロシアなどの資源大国が潤った。

アメリカはレーガン政権時代、福祉社会に別れを告げ、グローバルな市場原理主義の方向に舵を切っていた。経済学者の言葉を借りるなら、ケインズ主義から、シカゴ学派の新自由主義に転換したということだ。

85年のプラザ合意以降、アメリカの思い通りに円高ドル安が進み、87年までに円は1ドル201円から122円まで跳ね上がった。ドルが下がった分、借り手の米国は得をしたことになる。

その後日本は低金利の金余りでバブルになり、大蔵省の「総量規制」でカネの流れがストップすると、あえなく崩壊。すると、さっそく不良債権化してバーゲンセールとなった土地建物を、アメリカのハゲタカファンドが安値で仕込んで巨利を得た。

しかし、アメリカの新自由主義的なグローバル戦略にも陰りが見えてきた。サブプライムは、アメリカ自慢の金融工学がいかにインチキであるかを世にさらしたが、それより深刻な問題がある。

自然を浪費する重化学工業型成長の世界的な拡大によって石油などの資源価格や食料が高騰し、それに対する解決策が見出せないことである。

過剰な贅沢と極度の貧困が同時に生まれ、やがて世界政治の重大なリスクとなるだろう。

少し話がそれたが、日本政府は「金」(ゴールド)でも買っておけばいいものを、米国に言われるままに米国債を買い、隠れた損失をかかえたまま米国の圧力で売るに売れず、日本円にして62兆円分の証券を塩漬けにしている。

これは明らかに失政ではないのか。「金」など為替差損の出ない希少な資産をためておけば、今のように弱者を苦しめることはなかっただろう。』
 
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