生物学を切開する
221537 遺伝子<DNA<染色体<ゲノム
 
阿部佳容子 ( 47 大阪 営業 ) 09/12/09 AM00 【印刷用へ
遺伝子、DNA、染色体、ゲノム。生物の話には必ず出てくる用語ですが、どうちがうのか?あまりにも「いろはのい」ですが、改めて調べてみました。

物理的大きさ(or概念的広がり)は、遺伝子<DNA<染色体<ゲノムとなります。

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ゲノムは、生物の遺伝情報の総体を指す言葉で、「ゲノム」という名前の物質が体の中にあるわけではありません。ヒトの体をつくる情報すべてをヒトゲノムといい、マウスの体をつくる情報すべてならマウスゲノム、イネの体をつくる情報すべてならイネゲノムといいます。

染色体は、細胞の核の中にあります。すべての細胞の一つひとつの細胞核に、ヒトの場合は23組の染色体が入っています。その染色体を構成する一部として、折りたたまれて入っているのがDNAです。DNAは長いひもが2本、
らせん状にからまっている形をしています。簡単に言ってしまうと、そのひもの上に「目を一重にする」とか「髪の毛を黒くする」といった情報が、まるで暗号のようにA、T、G、Cの文字で書かれていて、そうした情報部分を遺伝子といっています。

ざっくりとたとえてしまうなら、ゲノムを、「ヒトゲノム百科事典」という全23巻の事典セットとすると一本一本の染色体はその本一冊ずつのこと、DNAは本の紙、紙にはA、T、G、Cの文字が並んでいてその中に、体をつくる情報として書かれている一部分が遺伝子、ということになります。

興味深いのは、生物によって百科事典の巻数(染色体の数)や書かれている文字数(A、T、G、Cの数)は違っても、紙(DNA)と4つの文字(A、T、G、C)は地球上の生き物すべて、同じ規格ということ。ヒトも猫も虫も、もとをたどっていけばみんな同じ祖先であるというのも、うなずけます。

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人間のDNAは、繋ぎ合わせると2mになります。からだ全体は、約60兆の細胞からできており、その全ての細胞の核という部分に、2mの長さのDNAが入っています。

こんなに長いDNAのうち、遺伝子はたった5%くらいで、残り95%は遺伝子でもなんでもない隙間です。もっともこれは人間の場合のことで、大腸菌などのバクテリアではDNAのほとんどが遺伝子として使われており、たまに隙間が空いているくらいのものです。まだ核が無い原核細胞のDNAは、ほとんどびっしり遺伝子がつまっています。

遺伝子の働きをしていないこの隙間は、どんな働きをしているのか、今のところ解明できていません。が、生物が進化すればするほど、ムダが多くなって、隙間が増えてくるのではないかという予測は成り立ちます。

参考図書:
団まりな「性のお話をしましょう〜死の危機に瀕して、それは始まった」
 
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