素人による創造
221421 パッケージ社会
 
hosop ( 41 香川 事務 ) 09/12/07 AM04 【印刷用へ
先日印象的な出来事があった。
朝、仕事で駅で道案内をした帰りのことだった。

エレベーターに乗ろうとすると、ふと脇でおばちゃんが白いふわふわした犬をなでなでしていた。可愛いペットをかわいがっているのかと思ったら、「コラ、コラ、お入りなさい!」と言って背中をなでなでしていた。実は、その子犬がやっと入る大きさの布の鞄に無理やり、入れ込もうとしていたのだ!

もがいていた子犬が、なんとか袋に入った瞬間、おばちゃんはすばやくチャックを閉めた。子犬はもぐもぐもがいていた。その時エレベータが来て乗り込んだので、その後のことはわからない。

たいへんに印象的なことだったので忘れず覚えていたが、ふとこのパッケージ化というのは、教育でも医療でもコンビニ・スーパーでも、あらゆるところでおこなわれていることなのだと思った。

丁寧にパッケージ化することは、むしろ良いことのように思われている。
しかし、実は、そのように企画化し、説明し、商品化するという一連の
行為自体が、生きた感覚も思考も身体も食べ物もを思考(活動)停止させている元凶のように感じられてきた。

説明して理解させた、注射をしてお薬を出した、レジでお金を払った、パソコンに入力してチェックした・・・・それらのパッケージ化されている行為。

問題なのは、その時点で思考(活動)停止して終わってしまうことである。

生きたもの(人間の期待も含めて)をパッケージ化することで思考(活動)停止してしまうことである。

そのもっとも典型的なものが、教科書・試験制度・注射・お薬・商品売買などである。

一歩先の本質的な気づき、身体感覚、病気の改善、食べ物を味わうということが、まったく意識対象外となっている。

現代人が何者かの奴隷であると言われる所以でもある・・・。
 
  List
  この記事は 209219 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_221421
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
221766 自分発だから思考停止に陥る。みんな発なら自在に思考を切り拓く! 麻丘東出 09/12/12 AM08

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、43年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp