現代意識潮流を探る
221266 流行語大賞で見る、2009年の意識潮流
 
矢ヶ崎裕 ( 35 長野 経営管理 ) 09/12/05 AM05 【印刷用へ
2009年の流行語大賞は、この10語。(参考:リンク


『派遣切り』:リーマンショック以降の急激な雇用調整において、非正規労働者、特に派遣が真っ先に対象となった。

『脱官僚』:渡辺喜美などが提唱した、「天下り廃止、政治・国民主導」の理念。

『政権交代』:8/30の衆院総選挙で、民主党が圧勝。選挙による政権交代が、初めて実現した。

『事業仕分け』:民主党政権下の行政刷新会議が、公開の場で、概算要求に盛り込まれた事業の必要性などを判定し、注目を集めている。

『こども店長』:09年4月から始まったトヨタ自動車のCMシリーズで、子役の加藤清史郎が販売店店長を演じ、エコカー減税をPR。

『新型インフルエンザ』:09年4月メキシコで発生した新型インフルエンザが、世界的に広まり、日本政府は検疫体制の強化、ワクチン確保などの対応に追われた。

『ぼやき』:楽天・野村監督は試合後インタビューでの「ぼやき」で有名。楽天による監督解雇もあって、「ぼやき」が一段と冴えた。

『草食男子』:協調性が高く、家庭的で優しいが、恋愛やセックスには積極的でない、主に40歳前後までの若い世代の男性を指す。

『ファストファッション』:百貨店の苦境が続く中、売り上げを伸ばしている「安くて手軽なファッション」のこと。ユニクロやしまむらの他、海外企業も参画。

『歴女』:時代小説を読み、史跡も訪ねるなど、本格的に「歴史通」になる若い女性が増えている。


★これらをつなぐと、どうなるか?

『派遣切り』に象徴される偽ニッチの暴走に、『脱官僚』を願った大衆は『政権交代』を選択した。

新政権の『事業仕分け』に注目が集まるが、エコ市場(『こども店長』)と医薬品市場(『新型インフルエンザ』)を潤すばかりでは、『ぼやき』も出る。

市場の軸は、ブランド品から『ファストファッション』へ、つまり「必要か否か」に移行した。先の見通しが立たない状況に「性どころではない」と『草食男子』が増える中、『歴女』に代表されるように、女達の男達に対する闘争期待が高まっている。
 
  List
  この記事は 213992 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_221266
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
2009年 路上で感じた意識潮流! 「ブログ de なんで屋 @東京」 09/12/30 PM09
222798 【書籍紹介】2009年・話題の本☆教育系〜勉強法が目立ちます☆〜 久保田彰子 09/12/27 AM10
【なんで屋ウィークリー】〜中高年の意識も変化してきた!〜 「路上で世直し なんで屋【関西】」 09/12/10 AM10
流行語大賞で見る、2009年の意識潮流☆ 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 09/12/10 AM01

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp