日本を守るのに、右も左もない
220974 中国の注目すべき「80后」(バーリンホー)
 
橋本正雄 ( 50代 香川 エンジニア ) 09/12/01 PM03 【印刷用へ
中国20代の若者は80后(バーリンホー)と呼ばれている。かつて日本の高度成長期に団塊の世代が時代の先端を担っていたように、中国でも80后(バーリンホー)が次の時代の潮流を匂わせているのかも知れない。

中国の09年時代背景と共に、次の時代を見る視点として80后(バーリンホー)の記事を紹介しておきたい。

【中国経済レポ−ト】
2020年に中国人1000万人が日本を訪れる(多摩大学教授沈才彬)
リンク

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●3つの「米中逆転」が意味すること
 09年に3つの「米中逆転」が起きている

まずは、自動車新車販売台数の「米中逆転」だ。3月111万台、4月115万台、5月112万台、6月114万台、7月108万台と、中国の新車販売台数は5カ月連続で100万台を突破している。国際比較では、中国は今年1月から7月まで連続7カ月で米国を上回り、1〜7月の累計では前年同期比23.4%増の718万台にのぼり、アメリカの580万台(33%減)より138万台も多い。ちなみに、日本の1〜7月期の新車販売台数は前年同期比19.8%減の261.7万台となり、中国の3分の1強に過ぎない。

2つ目は日本の輸出構造における「米中逆転」である。財務省の貿易統計によれば、09年2月から7月まで6カ月連続で、中国(香港を含まず)向けの輸出が米国向けを上回る(図1)。1〜7月の累計で中国向けは5兆3876億円となり、アメリカ向けの4兆6302億円より7574億円多い。日本の輸出全体に占める中国の割合は、18.7%にのぼり、米国の16%より2.7ポイント多い。中国は単独で米国に代わって、日本の最大の輸出先となっているのだ。

3つ目は日本を訪れる外国人の国別割合は中国が米国を上回るという米中逆転だ。07年に日本を訪れた中国人は94万人で、米国人の81万人を上回り、初めて米中逆転した。08年は中国100万人、米国人76万人で、米中間のギャップが拡大した。09年1〜7月は中国54万人、米国人40万人で米中逆転が常態化している。

この3つの「米中逆転」の背景に共通するものは中国市場の巨大化である。中国市場を抜きにして日本の景気動向も産業の発展も語れない現実がある。

●新人類「80后」が中国の消費を左右する
東京・銀座の百貨店では、観光で日本を訪れた中国人の買い者客で賑わっている場面をしばしば目にする。そのなかで、銀聯カードという中国のクレジットカードを使ってブランド商品をためらうことなく買いまくる20代の若者たちの姿が目立つ。

20代の若者は中国では「80后」(バーリンホー)と呼ばれる。つまり80年以降に生まれた人たちのことである。09年現在、「80后」の世代は2億人以上に達する。80后の購買力の増加が今後の中国の消費動向を左右し、巨大市場を支えるメーンの世代になることは明白である。

80后は中国の消費市場の中心を担う世代となっており、日本企業は彼らの動向を無視することができない。中国市場を制すためには、まず80后を理解する必要がある。また、数多くの80后の若者たちが訪日すれば、国民レベルの日中交流が促進され、中国国民の日本に対する理解も深まるだろう。
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日本の団塊世代は60代に突入しましたが、中国の80后は20代です。大いに理解を進める必要を感じます。
 
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