現代意識潮流を探る
220484 外圧適応体における“役割”
 
中村淳子 ( 20代 神奈川 タマゴ ) 09/11/25 AM06 【印刷用へ
2009年新政権発足以後、11月11日から始まった「事業仕分け」ですが、「事業仕分け」がテレビや新聞でこんなに取上げられるようになったのは、事業仕分けが始まった2002年以来、初めてではないでしょうか。
(私自身は、今回初めて「事業仕分け」の存在を知りました。)

―――――――――――――――――――――――――――――――――
リンク「事業仕分けとは?」より引用

構想日本が定義する事業仕分けは以下の5点 。

国や自治体が行なっている事業を、
1.予算項目ごとに、
2.「そもそも」必要かどうか、必要ならばどこがやるか(官か民か、国か地方か)について、
3.外部の視点で、
4.公開の場において、
5.担当職員と議論して最終的に「不要」「民間」「国」「都道府県」「市町村」などに仕分けていく作業。

(引用終わり)
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(参考:リンク朝日新聞2009/11/24の記事)

「4.公開の場において、」と定義されているものの、実際に「事業仕分け」が今になってこんなにも表に出されるようになったのは、一体、何故なのでしょう?

そんな「事業仕分け」の場から、「人の服従性・適応性〜役割の認識」に関する興味深い記事を見つけました。

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リンク「仕分け人の態度と監獄実験」噛みつき評論より引用

 相手の言葉を平気でさえぎる、質問に対する簡単な答え以外の発言を許さない。事業仕分けのテレビ映像には、容疑者に対する訊問と見紛うような光景が見られます。
(中略)

 一方で専門知識があるとは思えない人が極めて短時間に判断をするのを人民裁判にたとえたり、人気取りのための政治ショーと見る向きもあります。まあこちらの方があたっているように感じます。
(中略)

仕分け人となった人たちは元々あのような「非紳士的」な方々ではなかったと思います。なぜあのように変身したのか、 思い出したのがスタンフォード監獄実験と呼ばれる心理学の実験です。
(中略)

この実験からは、演じる人間がその役にふさわしい人間に変化することが読み取れます。
(中略)

 とすると仕分け人たちの攻撃的な態度は主として「役」を演じたことによって出来上がったものかもしれません(むろん元々の人格の影響は少なくないでしょう)。悪しき官僚を成敗するというシナリオを誰が用意したのかは知りませんが。

(引用終わり)
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(参考:スタンフォード監獄実験wikiリンク

この実験を元にした映画「es」を私も過去に観た事があります。

“人はある役割を与えられると、普段の自分とは全くかけ離れたような性格の役柄であっても、「役割を遂行する」ことに支配されてしまい、ときにそれは最悪の結果を招く”

ということをその映画(実験)から知らしめられました。今になってこの映画のことを思い返すと、外圧適応体である人の情況や環境に対する人の適応能力のすごさを改めて感じます。

しかし、その外圧適応体としての能力をも、今回の仕分け人たちのような利用のされ方をしているとしたら(マスコミがそうしている可能性が高い?)、それこそ最悪の結果です、、
 
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