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心の本体=共認機能の形成過程
218835
人は集団の中で育つ
西谷文宏
( 32 和歌山 建築設計 )
09/11/03 PM03 【
印刷用へ
】
1歳6ヶ月になる息子を見ていて最近強く感じるのは、「集団の中にいるほど成長が早い」と言うことです。
例えば、それまで全く歩けなかったのが親戚の集まる場で数日過ごす間に歩き始めた、「あーあー」などの喃語しか話せなかったのが急に語彙が増えて明確に意味をもった言葉を話し始めた、いろいろな道具を使えるようになった等です。
人間は、周囲に同化する中で成長していくので、同化対象が増えるほどに成長速度が早くなるのでしょう。周囲からの「成長期待」が多く掛けられることも、影響していると感じます。
このような現象事実を目の当たりにする中で、現在の核家族は「人間の成長の場」としても、問題があると感じ始めました。
核家族と言う”カタワな集団”の中では、同化対象は極めて限定的になるからです。
2〜3歳ともなれば、幼稚園に通ったりする中で、集団生活を経験するようになりますが、それでは”既に遅い”と感じます。
子供を見ていて思うのは、乳児期から幼児に成長するまでの過程が極めて重要であると言うこと。乳児期は
観念機能
が全く備わっておらず、
共認機能
による同化行為を通して急激に成長していきます。この時期は、表情や言葉による反応充足に最も鋭敏な時期とも言え、常に周囲の反応を羅針盤に成長していく様が見て取れます。
一般的に「社会性は幼児期に集団生活を経験する中で育まれる」と言われますが、乳児期から既に社会性の獲得(=同化能力・対象化能力の獲得)過程は始まっていると言えるでしょう。
この時期に、極めて限定的な同化対象(最も極端な場合は母親のみ)にしか触れず、集団生活に触れないのは、人間の成長過程として致命的と言っても過言ではないかもしれません。
考えてみれば、哺乳類〜猿〜人類は、基本的に集団の中で生まれ、成長していくのが自然の摂理。(
実現論9_4_01
)その摂理に反しているのですから、極めて異常な状況と言えます。
自然の摂理に則った集団の中で成長してきた先人達と、核家族と言う”カタワの集団”で成長してきた現代人を比較すると、相手の気持ちを理解したり、自然の移り変わりや状況を的確に捉える「同化能力」や「対象化能力」が低下しているのは疑いようがありませんが、観念能力に関しても(科学技術が現在のように発達していない中で、数々の工夫思考・実現思考で問題を突破してきた、先人達と現代人を比較すると)明らかに「能力低下している」と感じます。
観念能力は、
共認機能
=同化能力の上に構築されていくものなので、同化能力が低下すれば、必然的に観念能力も低下するのでしょう。
貧困の消滅と言う、生物史初の大転換に直面し、環境問題・経済問題を始めとする様々な未明課題に直面している人類。これからの人類には、これまで以上の同化能力・観念能力が必要とされていると言っても過言ではありません。
そう言う意味で、本源的な集団基盤を再生していくのは、行き詰まった性の再生だけでなく、真っ当な成長基盤の再生→同化能力・観念能力の再生を図っていく上でも、極めて重要な課題と言えそうです。
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