現代意識潮流を探る
218064 暴走現象を抑止する為には、新たな統合原理の構築が不可欠
 
山田孝治 ( 36 東京 デザイナー ) 09/10/25 AM03 【印刷用へ
モンスターペアレンツに代表される私たちの日常生活の中で目にする暴走現象から、際限ない規制緩和等の社会統合の次元での暴走現象に至るまで、
多くの人たちはそこに潜在的な違和感を感じながらも、異を唱えようとせずに見て見ぬふりをしてしまいます。
これが結果的に「黙認」に繋がり、暴走者たちが少数派にも拘わらず社会に於いて跳梁跋扈する温床となっている事は否定できません

何故人々は潜在的に違和感を持ちながらも、反論を諦めこの現象を黙認してしまうのでしょうか。

こうした暴走現象の多くは、その正当化の根拠を個人主義、自由主義に置いています。
この背後にあるのは今尚残存する私権観念であり、それを支える私権制度です。
私権制度が残存する限り、そこに沿って理屈を展開されてしまえば、「潜在的な違和感」など一撃で論破、蹴散らされてしまいます。
諦めと黙認の源には、この残存する私権制度に意識が縛られ、「言っても無駄」と捉えている点が大きいと思います。

この暴走現象を抑止する為には、それが私権制度に依拠している事、そしてこの残存する私権制度では答えが出せない事を構造的に理解する必要があります。
そして暴走現象の抑止は、私権の枠内で考えていたのでは答えが出ません。
新たな統合原理を構築し、その可能性を発信する事が求められています。
その作業は、みなで社会認識を追求する、共認形成の場において初めて可能なのだと思います。
 
  List
  この記事は 213827 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_218064
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp