>共感の生命は、相手(=自分)の期待に応望することによって充足を得ることである。これが、サル・人類の意識の、第一の統合様式たる共感統合の原基構造である。(実現論1_4_05)
原基的な「共感機能」は原猿時代に形成されたものとあるが、突然変異などで急に出来上がったものではない様だ。何度も世代を繰り返し、脈々と塗り重ねられ獲得していったものなのです。→(1549「原猿における共感機能の進化の流れ」)
しかし、現代人にとってこの当たり前の共感機能も、外圧(貧困)を克服し、集団も解体してしまったという環境では、退化の道を歩んでいる様にも思えてしまいます。(そう簡単には退化しないとも思いますが・・・)
改めてこの原基構造を認識するということは、これからの人類の可能性を模索する上で重要な認識だと思います。
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