子育てをどうする?
217966 女が企業を変える〜もっと!ヨクバリージョ〜
 
近藤文人 ( 46 東京 建築士 ) 09/10/24 AM00 【印刷用へ
asahi.comに『【もっと!ヨクバリージョ】女が企業を変える(3)(リンク)』と題して今年の2月に紹介された記事を転載させていただきます。
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 ■幸せな働き方 業績も上げたい
●「日本で唯一の手作り」を掲げる愛知県尾張旭市の小さなタイル工場は、女性たちの談笑がたえず、さながら井戸端会議のようだ。
 社員8人のうち、40代を中心に女性が6人。育児中も2人いる。就業時間は午前9時半から午後3時で、給与は固定給が保証される出来高払い。夏休み中などに子連れ出勤が認められ、敷地内の事務所で遊ばせたり勉強したり。
 波多野由恵さん(37)は入社時に「子どもが熱を出したら休んでもいい」と言われ、衝撃を受けた。「ここで働きたい」。勤続5年目で、中学1年と小学4年の女の子を育てている。
 その会社は、有限会社「ワッツビジョン」。年商約1億円。日本財団が主催した昨秋の「第2回CSRプラス大賞」でグランプリに輝いた。企業の社会的責任を意味するCSRに対し、市民2万人によるインターネット投票で約2千票を獲得し、大手上場企業中心にノミネートされた20社を抑えて圧勝した。
 横井暢彦社長(49)は「人が働くのは会社の業績アップのためではなく、幸せになりたいからです。会社が効率的な働き方を提案するのは当たり前。だって業績が上がるんです」。製品づくりでも、独特の風合いや芸術性が評価を高め、早稲田大校舎や皇居内建物にも採用された。

●岐阜市など3カ所で英会話学校を運営する「望夢英語寺小屋」(本部・愛知県一宮市)も、スタッフ30人中23人が女性だ。創業12年目にして成長を続け、赤ちゃんから82歳まで約600人が学ぶ。
 正社員の林祐子さん(26)は昨年9月から3カ月間、ニューヨークに短期留学した。退職しようとすると、会社に「働く意欲につながる」と認められ、休職扱いに。会社は計5カ月間、別のスタッフが仕事を引き継いだ。週2時間しか働けない育児中のパート女性も、有能で意欲があると判断し、レッスンを担当させる。自然と生まれた「ワークシェアリング」だ。
 ボーム明美社長(45)はそうした経緯を包み隠さず社内に伝える。「若い人の参考になる。短期的にコストとリスクを抱えても、将来の利益になる」

●大手企業も動き始めた。三井物産は08年4月、大手総合商社で初の企業内保育所「かるがもファミリー保育園」をオープン。東京・大手町の本社ビル1階の約100平方メートルで、生後4カ月から3歳までの社員の子14人を預かる。
 ダイバーシティ推進室によると、検討から導入までに2年かかった。「なぜ女性だけに支援を?」「出産しない人には不公平」との異論もあった。だが、保育園の空き待ちが長引き復職が遅れる女性たちのために踏み切った。
 「『あなたを応援している。早く戻って』というメッセージも込めた」と小菅紀子室長(40)。導入後の思わぬ誤算は、月決め利用者の半数を男性が占めること。「妻が働いて当然」との認識が若手商社マンに広がっている。
 
「ワークライフバランス(仕事と生活の両立)」に積極的に取り組む資生堂の人事部参与(男女共同参画担当)の山極清子さんは、世界中を覆う景気悪化とグローバル化の進展は、女性活用を進める上で追い風になりうると指摘。「人件費削減が迫られるなか、『一人の人材も無駄に働かせられない』と本気で取り組む企業が増えている」
(川村真貴子、高橋美佐子)
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多くの企業で女性の力が、企業の有り様を変えていく様が報告されています。私権社会での男社会で不文律のように作り上げらたマイナスの規範を、女性の肯定性、応合性、柔軟性で変えていく様がよくわかります。
・子どもが熱を出したら休んでもいい
・人が働くのは会社の業績アップのためではなく、幸せになりたいから
・会社が効率的な働き方を提案するのは当たり前。だって業績が上がるんです
・留学が働く意欲につながると認められ、退職が休職扱いに
・一人の人材も無駄に働かせられない
など。基本的にみんな充足の視点。これらは、働き者の女性から会社を変える機運が高まる社会になると思います。
 
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