原始共同体社会
217961 兄妹婚のタブー視 事例
 
ホームラン 09/10/24 AM00 【印刷用へ
兄妹婚こそ固定観念をとっぱらえば、身近に異性を感じれる存在としては、自然であるように感じられる。実際、兄弟婚の歴史は長く、逆に兄妹婚がタブー視されていた事例もある。

リンク塞の神における兄妹相姦についての記号論的考察より引用します。
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@千夜一夜物語第11・12話
 実の妹に恋い焦がれた王子は、ひそかに墓の下の地下に広間を作り、そこで妹と愛し合う。父の王がようやくそこを発見した時、二人は神の怒りの火で焼かれて、抱き合ったまま黒こげになっていた。
Aフィンランドの民族叙事詩カレワラ
 クツレルボ(トウイレトウイネン)が野原で美しい乙女と出会い、その娘と交わるが、身元を尋ねた時、彼女が行方知れずになっていた実の妹であることを知り、妹は滝に身を投げ、彼もやがて自殺する。
B朝鮮民話1
 孫晋泰氏の「朝鮮の民話」には、大洪水が起こり、二人の兄妹だけが高い山に流れ着いて生き残ったが、二人は神意を伺うために、それぞれに雄臼と雌臼を山から転がすと、臼の両片が谷底でぴったりと重なってつながっていたので、神も特別に許し賜うものと考え、兄妹は結婚することにした。あるいは、別々の山の頂で青松葉を燃やすと、その煙が風もないのに空中で一つに合体したので結婚することにしたと云う話を記している。
C朝鮮民話2
 また、同書には、姉弟が連れだって峠を越えようとした時、俄雨で姉の単衣がぴったりと肌に張り付き、それを見て弟は急に激しく春情をもよおすが、そのことを恥じて石で自らの陰茎を打ち砕き自殺した。姉は「云えばいいのに」と悲しんだので、その峠は今も「云えばいいのに峠」と呼ばれていると云う話を記している。(これは、我が国の峠道などにある塞の神にも通じる話である)
D朝鮮民話3
 今村鞆氏は「朝鮮風俗集」に、チャンスン(長生)の由来譚を述べている。チャンスンは、我が国の塞の神と同じように村境に立てられ、天下大将軍、地下女将軍とそれぞれに書かれた男女一対の木偶のことである。張という大臣が王に「肉親の兄妹は決して交わることはない」と云い張ったので、王は「では、お前の息子と娘を深山に放せ」と命じたところ、やがて二人の間に子供が生まれる。そこで、彼らは都から追放されて死んだ。チャンスンはその魂を慰めるものである。あるいは、別の話として、張という宰相が妻を失い、淋しさのあまり娘と通じたので、王は張を処刑し、見せしめのために、その像を立てるように命じたのがチャンスンであるとする。(チャンスンは朝鮮半島における塞の神の形と考えられる。そこには、塞の神と同じように兄妹相姦の物語がからむ。しかし、何と暗い陰惨な話であることか)
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