思考革命:問題意識発から可能性発へ
215615 物事を実現するには、どうしたら良いのか?
 
越見太士 ( 18 東京 高校生 ) 09/09/23 AM01 【印刷用へ
最近、受験、サロンでの認識の勉強、露店でいかに皆の期待を掴むか、学園祭の出し物の衣装を作る班の統合課題、仲間圧力下での問題など、数々の課題に追われ、
「受験勉強に収束できず、解脱収束してしまうのはなぜか?」、
「集団をまとめるにはどうしたら良いか?(集団がまとまらないのはなんで?)」、
「皆で活力を持って、課題に向かっていくにはどうしたら良いか?(活力を持って課題に向かえないのはなんで?)」、
「露店で道行く人の関心を掴むにはどうしたら良いか?(露店で道行く人の期待を掴めないのはなんで?)」、
「デモを上手く説明できないのはなんで?」・・・
等、「なんで?」と思考する機会が沢山あった。

上の文章のように書くと、否定意識など無く、常に実現的に思考して行ったように聞こえるが、
色々な外圧にいっぺんに対処しなければならないという状況に負け、否定思考に嵌ったりすることもしばしばあった。

そんな状況の中で悩んだり、あるいは答えを導き出そうと右往左往しているうちに、
「全ての課題、全ての解決したい物事の裏には、一貫して「物事を実現できるのはなんで?」、あるいは「物事を実現できないのはなんで?」という疑問が潜んでいるのではないか?」
という事に気付いた。

いかに一つの課題に対し、それの答えを模索しようとも、答えの模索の仕方を知らなければ、それは実現出来る訳がない。
つまり、物事に対する答えを考える前に、「答えの出し方」を考える必要がある事に気付いた。という事である。

という事で今回は「物事を実現するにはどうしたらよいか?」という事を色々と考えてみた。
その結果が皆の役に立てばとも思い、投稿してみようとも思った。

それでまず、そもそも「自身が否定思考に陥るのはなぜか?」「解脱収束してしまうのはなぜか?」
という、思考回路に関する疑問に対し、メスを入れていく事にした。
まず、それが自身の物事を実現する事に対する、大きな妨げとなっていたからである。

では解脱収束(現実否定)するのはなぜか?

・そもそも「収束」と名に付く通り、解脱も可能性収束の選択肢の内の一択である。
・であれば、解脱は何に対する可能性収束なのか?
・それは、「不全を解消する」という事に関する可能性収束である。
・不全が慢性的に続く、それは一体どういう状況だろうか?
・それは、「答え」(=収束軸)(=どう行動するか)が見えないという状況である。
・問題に対し答えが見えないのはどういう状況か?
・それは、外圧の構造を把握しきれていないから、どこに問題があるのか解らない状態、そして、どこに問題があるのか解らないから、どうしたら良いのかもわからないという状況である。

・・・といったようにまず思考を掘り下げていった。
そして、ここまで辿り着けばやるべき事も明確に見えると思う。
外圧を把握できていないからこそ、やるべき事が解らないからこそ、解脱収束してしまう。
であれば、外圧を構造的に理解し、明確な方向性を提示する事で、行動(=実現可能性)に結びつけることができるのではないか?という事である。

解脱収束、否定意識の本質は、所詮は本当に充足したい事の答えが見えないから、とりあえずの代わりの収束先であるという事。
であれば、解脱に埋没している時は、必ずその裏に不全がある。
だから、不全がある事を冷静に把握し、「自身は、この不全をどうにかしようと思って、解脱に収束していたのだ」という事を理解しなければならない。
そこで理解できなければ、根底にある不全感を「なんで?」と解体していく事はできない。

解脱では、不全は解消しきれない。
不全の根底的な問題を解決することができないからである。
であれば、如何に解脱に収束しようと、必ずその背後に不全感が付きまとうだろう。
それを眼を逸らさずに対象化出来るかどうかが、解脱からの転換のカギになってくるのではないだろうか?
そして、対象化できるかどうかのカギは、
「解脱は本当に充足したい課題からのごまかしである」「外圧を対象化していく事で、解脱には意識は向かわなくなる」等の、前述してきた認識群にあるのではないだろうか?


以上のように、「なんで、人は現実否定、解脱収束してしまうのか?」と追求する内に、「物事を実現するにはどうしたら良いか?」についても結構見えてきたと思う。


まとめると、

・まず、現実否定、またはそれの延長線上の解脱収束が、物事を実現する上では邪魔になるという事。

・じゃあどうしたら解脱収束しないで、実現思考に向かって行けるのかと言うと、(決して現実否定の回路、解脱収束回路を否定するのではなく)外圧の構造を把握し、解脱収束に代わる収束軸を見出すこと。

・そして、解脱収束している時は前記した認識群を羅針盤に、なんで思考に思考回路を切り替える事

といった感じか。

自身の課題に付随していたために、「解脱収束しないにはどうしたらよいか?」という方向に寄ってしまった内容となったが、解脱回路(現実否定の回路、倒錯思考回路)と実現回路は同じ樹上図の中にあるため、実現回路についても結構追及出来たと思う。

後、補足的な付け足しになってしまって申し訳ないが、
「物事を実現する回路」というのは、要は「なんで思考」であると思う。

外圧を「なんで?」と思考し、解体する事で、その構造がわかり、外圧の問題となっているポイントが理解できる。
問題点が分かれば、それに対する対策を立てる事が出来る。
それに基づき、行動できる。・・・といった風に。

そして、それらの過程を遂行する上で邪魔になって来るのが現実否定であり、その延長線上にある解脱収束であると思う。

以上である。
稚拙な仮説ではあるが、御一考頂ければ幸いである。
 
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