思考革命:問題意識発から可能性発へ
214912 「ノン」から充足発の実現志向へ
 
庄恵三 ( 60代 神奈川 営業 ) 09/09/13 AM01 【印刷用へ
<つまり、「否定」意識が空中分解してゆく。こうして、’95年以降、「否定と要求」の社会党は一気に凋落していった。>213992

今から40年近く前、大学を卒業して、就職1年目にある語学の勉強会に参加したおり、早稲田の学生運動の元闘士と話す機会がありました。その人物はかなりの活動家だったことで、まともな就職をせず、古本屋の手伝いしながら生計を立てていた。
「全共闘も党派も体制批判だけでなく、自己否定を含め否定しか言わないが、否定した後はどうするのか」と、彼にとっては「やわな」質問をしたことがある。
そのとき彼曰く、「とにかくノンだ。NOを言い続け、徹底的に批判しきることでしか次の展望は開けない」という確信に満ちた答えが返ってきた。
そのときは、己の存在の中途半端さの後ろめたさもあって、何となく納得したものでした。

その後70年以降、政治党派の推移は冒頭のごとく、体制に対して常に「NO」としか言わない社会党は、自民党の長期1党独裁に嫌気がさした大衆の「おたかさん」ブーム(’89)を自分達の取ってきた行動への賛同と勘違いし、「ダメなものはダメ」と相変わらずのNOを言い続け、2大政党制の可能性を自ら閉ざして政治生命を終えることとなった。

今未曾有の経済破局の可能性を目前にして、兎角「ノン」に反応しがちな意識の変革の必要性を痛感します。
というか、そもそも「変革」といった幻想言語を想起してしまうことが「いけてない」ということなのでしょう。

>ここにおいて、’70年、生存圧力の弛緩によって生起した40年に及ぶ充足・安定志向(女原理)は、目前の危機を突破する新理論の実現期待を男原理に委ねることになる。<213992

40年後の今、取るべきは、「ノン」に反応することではなく、充足志向にひたすら意識を委ねつつ、実現姿勢を保つことが求められている。
 
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