>今ほど社会が自らの停滞を打ち破る、革命的な活力を求めている時はない。(211321)
【自主管理への招待(1)】
※工業生産から意識生産へ。時代は今、歴史的な生産力の転換を遂げようとしている。
リーマンショック以来、社会や市場の停滞と人々活力不全が目に見えて顕在化してきた。日本では、バブル崩壊以降、大企業や銀行の倒産、理由なき殺人、環境破壊と肉体破壊と精神破壊が進み、社会の不全をどんどんと蓄積している。不全感や不安感や焦りを抱き、目先の充足を追い求めてきたが、一向に改善の兆しが見えない。閉塞感にさいなまれているだけである。
否定感、不安感、不満という視点で現社会を捕らえている限り、その現実を突破できない。現状維持ないし、滅亡するということに他ならない。単に、社内の秩序や規範が混沌としていると嘆いているだけでは、先が見えない。
しかし、考えて見れば、人類は逆境は不全が圧力として働いていた時期には、最大限の可能性を求めて進化してきたし、生物の摂理も同じ適応原理を本源的に持っている。
戻って、今の時代状況を考えてみれば、今ほど、活力と充足と安心を求めている時代はない。それが、みんなの期待となっている。
なるほど、時代の転換期は、旧指標が失われる時代でもある。だから、嘆く前に、最大限の活力をもって、この期待に答えることができる時代であるのだと。この大きな活力上昇への期待は、とりもなおさず、己の最大の圧力源であり、活力源になる。
発想を転換すれば、見えてくるものがある。高々、人間が観念的に作り出した市場や社会が変わってゆくだけの話である。観念の持ちようでそれは変わってゆく。
『いまこそ、活力を求めている時代はない。』
例外はない。この言葉が、私たちの活力を高めてくれる言葉であることを自主管理の招待(1)を読んで切に感じている。 |
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