現代意識潮流を探る
214161 こどもの遊びは、充足発の実現思考
 
山田孝治 ( 36 東京 デザイナー ) 09/09/02 PM09 【印刷用へ
>一般に危機状況では、危機を突破しようとする意識的な実現志向が強く生起するが、その実現可能性は小さい。他方、充足状況では、無意識に近い弱い実現志向しか生起しないが、その実現可能性は大きい。
豊かさが実現され、生存圧力が弛緩すると、闘争の実現可能性よりも充足の実現可能性の方が大きいので、人々がそちらに向う結果、闘争よりも充足の方が価値が高くなる。213622

この事に関して、サロンの場で小さなお子さんのいる方が「こどもの遊び」を例に出したとても興味深い話をしてくれました。

こども達は、放って置いても皆で勝手に新しい遊びやルールを発明してしまう。その発想はとても柔軟で創造性に富んでいます。
別にこども達は、今のルールや遊びに対する不平不満があるという訳ではなく、純粋に「こっちの方が面白い」「こっちの方がみんなが楽しめそう」という充足可能性でもってどんどん発想の枠を広げて行くのだそうです。

私たちは、小学生の頃から、課題に対して「突破する」「克服する」といった言葉に代表される様に、自らの否定発、不全発のエネルギーが実現の原動力となるかのような教育を受けてきました。
「充足発の実現思考」と言われてもその具体的なイメージが湧いてこない、そしてこの意識転換は非常に難しい、と思う人も多いと思います。

しかし立ち止まって見てみればこうした「こどもの遊び」はその典型です。これは私権観念に染まっていなければ人間は誰でも充足発の実現思考に無意識に向かうことが出来る事を示しているのだと思います。

そして私たちも、依るべき私権観念が衰弱した今ならば、充足発の実現思考に転換できる可能性は大いにある事を表しているのではないでしょうか。
 
  List
  この記事は 213622 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_214161
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
小学生に学ぶ「仕事の原点」♪ 「男と女の職場話」 15/09/02 PM08
228114 「協力するっていうのは、こういうことだよね♪」 その@ ふぇりちゃん 10/03/12 AM03
217352 否定発では相手に響かない。 SR400 09/10/16 PM03
充足発の実現思考☆.。.:*・° 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 09/09/10 PM06
214578 「みんなの充足=自分自身の充足」 〜日常ののあらゆることに充足志向で臨みたい〜 匿名希望 09/09/08 PM08

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp