古代市場と近代市場
214086 南米侵略時の推定犠牲者数と、略奪した金・銀(滅ぼされたマヤ・アステカ・インカ文明)
 
たっぴ ( 33 京都 会社員 ) 09/09/01 PM08 【印刷用へ
侵略の世界史(この500年、白人は世界で何をしてきたか)
清水 馨八郎 (著) リンク
より以下内容を引用。

≪ヨーロッパ人による南米侵略の推定犠牲者数≫

スペイン人は、なぜ自由に殺し合い、奪い、言語に絶する残虐行為を犯してよいと感じたのであろうか。
なぜ、インディアスの置かれた状況に同情を覚えなかったのだろうか?

その答えとして、トーマスバージャーは、次のように述べている。
「(その原因は)その勝利のあまりの唐突さにあった。スペイン人はその征服の容易さを、ヨーロッパ文明の優越性とキリスト教の優秀性のあかしだとみた。

インディアスが敗北したのは、彼らが【静的な退嬰的な社会集団で、挑戦を受けたとき効果的に対応できなかったためである。彼らはすぐに屈服してしまい、同じあっけなさで彼ら自身の神を捨てて、キリスト教に帰依した。(中略)インディアスは、書かれた言語を持たなかったから、その歴史や信仰についての記述は、ヨーロッパ人にゆだねるより仕方がなかった。ラテンアメリカでインディアスの権利の無視が続いたのはこうした初期の出会いに由来している。

★さてコロンブス以来、スペイン人の征服者によって中南米の原住民のインディアスが、約一世紀の間にどれほど犠牲になったかを推計してみる。

★これをカリブ海地域と、メキシコ中央部とアステカ地域と、
 ペルー中央部のインカ地域に分類してみる。

カリブ海地域の犠牲者 38万人
アステカ地域の犠牲者 2400万人
インカ地域の犠牲者 820万人

以上、【約3300万人】である。

ではコロンブスが到着した1492年頃、【これらの地域の原住民の数】は、どれほどだったのだろうか。

☆多くの研究者が大雑把な推計を試みているが、
それによると最大推計で1億1千万人、中間推計で7000万人、
最小推計でも4000万人である。

【インカ帝国が完全に滅亡】した1570年ごろ、
この地方の人口は合計【1000万人に激減】してしまっていた。

これは最大推計の1億1千万人からみると【約十分の一】に減ったことになり、ほぼ1億人ものインディアスがヨーロッパ人の征服の犠牲になったことになる。この数は、【直接の殺戮】だけでなく、ヨーロッパ人がもたらした伝染病の【天然痘やチフス】による死者も含まれている。

ともかくヨーロッパ人の侵略によって、一世紀足らずの間に、それまで独自の文明を打ち立てて、平和で幸せに暮らしていた【罪のない先住民を、ほぼ全滅】させてしまったのである。

★これまでの人類の歴史で、これほどの悲惨があったであろうか。ヨーロッパ白人は、人類史に一大汚点を残したのである。

先住民が白人によって受けた被害は、【人的犠牲】だけではない。
【大量の金、銀などの宝物】が、ヨーロッパに持ち去られた。
白人の新大陸征服の【目的の一つが、黄金の獲得】であったからだ。

1510年〜1660年(約10年間)までにヨーロッパに持ち去られた【金】は、
【解っているだけで181トン】である。

『現在』、世界でもトップクラスの金輸入国である日本の、平成三年の年間【輸入量が260トン】だから、発掘、精錬技術が未熟な当時としては、いかに大量であったかがわかる。
さらに【銀】も、この間1万7000トンも収奪されていったのである。

インディアスが長い間かかって勤労して営々と貯めた宝物を、白人は何の努力もせず、所有者を殺し、奪っていったのである。ヨーロッパ人とは罪深き大泥棒たちであったのだ

なお、ヨーロッパ人が野蛮人だと蔑視していたインディアスは、彼らが亡ぼした十六世紀の『アステカ文明』や『インカ文明』よりもっと以前に、この地方に【巨大な石の文明】を築いて栄えていたのである。その一つがユカタン半島に残る【マヤ文明】である。この文明は、四世紀〜十世紀にかけて【都市国家を形成】し高度の文化を誇っていたのである。今に残る【巨大な石造りのピラミッド】リンクに象徴されるとおりである。『マヤ文明』『アステカ文明』『インカ文明』のいづれもが、スペイン人によって崩壊させられている。

===========================引用終了============================

上記内容の変遷を知る上では、以下サイトが参考になる。

◎マヤ・アステカ・インカ文明とは?:リンク
 (三文明の共通項と相違点などが参考になる。)
◎南米の文明年表(スライド表示機能有り):リンク
◎南米の位置(各文明の広がり表示機能有り):リンク

白人たちの豊かさは有色人種という弱い者の生命や財を奪い取って構築されている。そこには、何の罪の意識もなく正当化されていく。また、彼らが送り込む学者達によって、支配される側の国の文明や民族が如何に下等であるかを捏造していく。

昨今の新型インフルエンザの大流行も白人が虚偽の富を得る為の有色人種に向けた策略である可能性が高い。(南米を中心に拡大:リンク
インカ・アステカ・マヤが滅びたように、罪の無い人達を殺戮するのに、手段を選ばないのが、彼らの常套手段である。
 
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