共同体社会の実現
214059 「お金」という評価指標は、新たな評価指標の可能性を見せてくれている
 
鈴木龍也 ( 45 千葉 建築設計 ) 09/09/01 AM08 【印刷用へ
>「身分」も「お金」も、評価指標として夫々の社会で固く共認されており、その共認圧力が夫々の社会での最大の圧力源=活力源にもなっている。しかし、この両者には大きな違いがある。
その違いは、根本的には、身分を作り出す国家が闘争圧力に対応した「集団(統合)適応」の存在であるのに対して、お金を作り出す市場は闘争圧力からの抜け道としての「共生(取引)適応」の存在である点に由来している。
身分(という評価指標)は、肉体的に備わった統合原理である力の序列共認を下敷きにしており、それが上から下まで貫通する身分という観念に置換された事によって、社会全体を統合する機能を持ち得ている。
それに対してお金は、私的な交換の場での評価指標にすぎず、交換の行われる局部・局部では統合機能を持ち得ても、社会全体を統合する機能は持ち合わせていない。<31251 超国家・超市場論11 市場は社会を統合する機能を持たない

近代から現代にかけては、闘争圧力が武力<資本力という関係となったため、力の序列共認を下敷きにした「身分」という評価指標<「お金」とい評価指標という状況になり、市場が国家を食い物とする様な状況に至ったとも言える。
外圧状況の変化が促したはいえ、、力の序列という肉体的な(本能的な感覚を伴う)指標から「お金」という人工的な(観念的な、本能的な感覚を伴わない)評価指標への移行した意味は大きいと思う。

このことは、単一集団内でのみ可能であった共認統合の範囲が、身分という指標で国家規模となり、「お金」という指標で世界規模になり、というように拡大することが可能であることを示しているからである。

そして、社会統合の機能を持たなかった「お金」という指標は既に日本では圧力源≒活力源として無効になりつつある。

るいネットでは、「お金」という指標から、社会統合に対してもっとダイレクトな社会に対する構造認識を元にした、統合サイトへの「投稿資格」や、その構造認識への「賛同人数」とい新たな指標を創り出そうとしている。

「お金」という評価指標は、新たな評価指標の可能性を見せてくれていると思えば、市場の弊害もその過渡期の産物と見ることができるのではないだろうか。
 
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