政治:右傾化の潮流
214024 09年総選挙 10%の自公支持層が民主党へ
 
小暮 勇午 ( 31 京都 路上人 ) 09/08/31 PM07 【印刷用へ
民主党の歴史的圧勝、自民党の歴史的敗北で幕を下ろした09年の衆院総選挙だが、ここまで民意が反自民→民主に振れているのだろうか?

小選挙区比例代表並立制度の下では、前回の郵政選挙がそうであったように、得票率の差が増幅されて議席数へと反映される。

実際のところ、反自公政権の割合は、如何ほどのものなのだろうか?比例代表での得票率合計を政党支持率として見て、2005年の郵政選挙と比較してみたい。

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●09年 衆院選党派別得票数(比例代表)
    議席  得票数 (得票率)
自民  55 1881万(27%)
民主  87 2984万(42%)
公明  21  805万(11%)
共産   9  494万(7%)
社民   4  301万(4%)
国民   0  122万(2%)
みんな  3  301万(4%)
日本   0   53万(1%)
大地   1   43万(1%)
他    7   52万(1%)
合計 180 7037万

自公  76 2686万(38%)
除自公104 4351万(62%)
合計 180 7037万
-----------------------------------
 ↑↑↑
-----------------------------------
●05年 衆院選党派別得票数(比例代表)
    議席  得票数 (得票率)
自民  77 2589万(39%)
民主  61 2104万(32%)
公明  23  899万(13%)
共産   9  492万(7%)
社民   6  372万(6%)
国民   2  118万(2%)
日本   1  164万(2%)
大地   1   43万(1%)
合計 180 6781万

自公 100 3488万(52%)
除自公 80 3294万(48%)
合計 180 6781万
-----------------------------------

このように票を比較すると、民主党の得票率は10%上昇したに過ぎない。

自民党39%+公明13%=52%は「みんなの党」分離により4%減らし、民主へと10%流れたことによって、38%へに。
民主党は、自民から流れてきた10%を取り込み、32%→42%へ。

つまり、もともと郵政選挙の際に自公に投票した10%が、民主に移動したことになる。
これを、マスコミに流された単なる浮動層と捉えるか、反自由主義経済派として捉えるかで、今選挙の総括が大きく変わってくる。
 
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