現代意識潮流を探る
213945 奈良時代の階級(身分)制度
 
西村真治 ( 43 滋賀 建築設計 ) 09/08/30 PM01 【印刷用へ
>奈良時代以降は立派な序列統合社会=私権統合社会に改造されている。213549 

日本において、初めて武力支配国家⇒序列原理(身分)で統合した時代が奈良時代。
かなり細かくかつ、末端まで身分が分類されていることから、支配階級層と被支配階級層との2層構造ではなく、庶民(末端)まで巻き込んだ階級(身分)制度と言えそうです。

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今日は何の日?徒然日記
今も昔も役人天国?大宝律令の役人の年収は?リンク より抜粋転載

それまでの大和政権では、天皇を中心とする豪族たちによる、氏(うじ・血縁関係の集合体)が、姓(かばね・政権内の地位)を朝廷からもらい政治を行うという『氏姓制度』でした。

しかし、遣唐使などから、中国の律令国家の制度がもたらされ、日本も、法律に基づく中央集権・律令国家への道を歩み始めます。

(中略)

『大宝律令』の中では、この先の行政の基盤となる『官制』が最も重要でしょうか。
中国に倣った・・・と言っても、神国・日本ですから、政治を行う「太政官」とは別に「神祇官」という祭祀を行う機関が設けられ「二官八省」となります。

(中略)

中国は「科挙」のようなメッチャ難しい試験によって採用や登用が決定されていましたが、日本は100%コネでの採用。

官位は、正一位〜正八位・初位(そい)までの30階で構成されていましたが、一位〜三位までを「貴」と呼び、四位五位は「通貴」、六位以下は「非通貴」で、この五位以上と六位以下の間にはメッチャ大きな溝があり、絶対的な区別がされていました。

一般人(・・・と言っても貴族のはしくれですが)は、どんだけ学校の成績がよくても、仕事が出来ても、せいぜい八位どまり、逆に、親が一位〜三位の地位にいるとその子供は、21歳で役人になった途端、五位から始まる・・・といった感じです。

(中略)

律令国家に欠かせない土地制度に『公地公民の制』と『班田伝授法』というのがあります。

『公地公民の制』というのは、「すべての土地は国の物で、決まりにのっとって口分田(くぶんでん)を与える」というもので、その決まりというのが『班田伝授法』・・・で、これが、「6年ごとに戸籍を改め、6歳以上の男女に口分田を分け与えて本人が死んだら返す」というものです。

「6歳以上の男女に・・・」とありますが、全員同じではなく、きっちり差別されています。

 貴族と公民を含む戸籍に登録されている(当時600万人くらいいた)を良民(りょうみん)と呼び、この良民の男子に『条理制(右図参照→)』で分けられた土地の2段分が与えられます。
そして、女子にはその3分の2。

それ以外の戸籍のない人たちは、賤民(せんみん)と呼ばれていて、良民の3分の1の口分田が与えられたのです・・・って、右図の通り、10段=約108mなら、そのうちの2段の3分の1って・・・7mくらいしかないがな!

しかも、賤民の中で、家人(けにん)と呼ばれる人々は、曲がりなりにも家族として暮らす事ができましたが、奴婢(ぬひ)と呼ばれる人々は、自由に売買され、家族と暮らす事も許されていなかったそうです。
 
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