共認運動をどう実現してゆくか?
213403 流れるような構成で非常に読みやすいです。
 
志水誠 ( 30 神戸 会社員 ) 09/08/22 PM07 【印刷用へ
●>P2 敗れた方が勝者に従う「敗従本能」が同時に付帯されているので、一般動物は殺すことはない。

 131674の投稿に記されている、
 「つまり大きく見て人類は自然外圧の克服と父系制への転換によって、旧いチンパンジーの習性=共認内容に逆戻りしたことになる(逆にいえばこのことは、人類は外圧条件⇒共認内容次第では、「戦争を無くすこと」が可能となることも暗示している)」
 この投稿と合わせて読むとより深く理解できました。


●>P4、それまでの499万年間、人類は自己中を封印し、「仲間第一」「仲間が全て」で共同体集団として生き抜いてきた。そのような共同体の中では、当然「争いをタブー視する意識」が培われてきており・・・・

 今でも、戦争を積極的にやりたいという人はまともであればまず思わない。人々を戦争に駆り立てるものとは、P37の「戦争の正当化観念」に記されているような事実でないことを、私達が知らず知らずのうちに共認して(させられて)しまった、間違った指導者(宗教指導者、政治家、マスコミ、専門家、教授etc)の頭の中で作られた観念に踊らされており、さらに間違った指導者を操っているのは「金貸し」達である。
 即ち、正当化観念の出所としての近代思想「個人」「自由」「平等」「権利」、さらには民主主義そのものが人々を真っ当な共認形成を阻む「悪の権化」である。決して戦争をなくすことができない、「議会制民主主義」に対して「NO」を突きつけるくらい攻撃的に露店でアピールしていってもいいのではないだろうか?


●>P5〜P15の遊牧部族の登場から武力支配国家の誕生まで

 太字で書かれているポイントが、極めて分かりやすいです。太字の部分を読むだけで、大枠の構造が理解できます。
 観念機能の原点の精霊信仰から集団を統合する道具→自集団を守るために唯一絶対信仰・守護神化していく流れ、自部族(自集団とどちらかに統一すると分かりやすい)の正義の絶対性の正当化→他集団に対して「殺しの正当化観念」の成立過程は、戦争を引き起こす原因を構造的に捉えることができました。


●>P19、「大航海時代とは武力によって、未踏の地を掠奪・侵略し、騙しによって国家が繁栄する時代の始まりだったのである。」

 このまとめ方はスッキリしています。さらにP18第2章中世・近代の戦争〜市場拡大競争が生み出す戦争〜からの一連の項目の流れもスムーズに頭の中に入っていきました。 弱小ヨーロッパがなぜ新大陸を目指す必要があったのか? それは「領土拡大」「市場拡大」による「私権拡大」に他ならない。戦争は儲かる→儲けるために領土拡大=市場拡大→国家に金を貸し続ける金貸しが儲かる→正当化観念で自己正当化する。その繰り返し。


●>P21金貸しの世代交代を引き起こした宗教改革

 カルヴァンがカトリック教会の教会への寄付を否定し、禁欲・勤勉を推奨しながらも個人の利益蓄積を正当化→私権獲得の可能性が一気に開かれる。
 禁欲と利益蓄積が矛盾している。という気づき。→「貯蓄」も例え社会不安に駆られて貯蓄するという行為は、極端に言えば我々自身が戦争をするための軍資金をせっせと作ってるといってもいいすぎではないだろうか? →戦争になれば戦争の正当化観念をプロパガンダで流していくらでも民衆から金を巻き上げることは可能である。

  
思いつく限りの気づきを、ザッと書いてみました。
 
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1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
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民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
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