暴走する悪徳エリートの所業
213373 フランスの民放TV局の政治的影響力
 
ぴのこ ( 27 滋賀 OL ) 09/08/22 AM11 【印刷用へ
フランスの民間TV局は、TF1、M6、canal+。

「M6」は、ニュース番組の放送は最小限にとどめ、ドラマや音楽番組が中心、「canal+」は映画とスポーツを専門とする有料チャンネルであるため、ニュース等で大衆へ政治的影響を与えるTV局は、仏国内では、ダントツ人気の「TF1」が中心のようです。「TF1」及び、その株主の「ブイグ」は、時の政権“サルコジ大統領”に逆らうことができない状況にあります。

★TF1の株主ブイグと政治家サルコジ大統領との関係とは!?
>人気ニュースキャスターのクビも飛ばす
 大資本を通じたサルコジの影響は新聞だけではない。テレビやラジオ、出版業界にも及んでいる。ブイグ傘下の民放TF1人気キャスターのパトリック・ポワーヴル・ダルヴォール(PPDA)が、08年夏、突然解任された事件は、その影響力の強さを人々に思い知らせた例となった。
 PPDAを知らないフランス人はいない。月曜から木曜までの午後8時、第一チャンネルのTF1のニュースを読んで20年である。元々はインタビューででっち上げ事件などに関わって評価がわかれるジャーナリストだったが、1976年から当時の国営局「アンテヌ2」のキャスターとなり、87年からはTF1のキャスターとしてお茶の間にすっかり定着し、国民的スターの1人となっていた。
 大統領が代わっても、サッカー仏代表チームの主将が代わっても、全然代わらなかった彼である。何の兆候もなく解任され、カナル・プリュス局のキャスターだったローランス・フェラーリが後釜に就任する人事が明らかになり、みんなびっくりした。PPDA本人にとっても寝耳に水だったようだ。最初「世代交代か」などと憶測を呼んだものの、PPDA自身が「政治的な決定だ」と漏らした通り、サルコジの意向によるものだと次第に明らかになってきた。

 PPDAの何がサルコジの不評を買ったのか。サルコジと親しいフィガロ紙もト編集局長がTF1の報道部長に就任する人事に反対したからだと、PPDA本人は考えていたようだった。ただ、PPDA自身がもともとヌイイの住人で、サルコジと交遊があったはずだから、個人的な確執では、とも取り沙汰された。独ハイリゲンダムで開かれた主要国首脳会議(G8サミット)に関するサルコジへのインタビューでPPDAが「大男と集まりに乗り込んだ少年のような気分でないか」と質問したことをサルコジが根に持った、と広く信じられるに至った。
 いずれにせよ、TF1の大株主であるマルタン・ブイグの意向が働いたのは間違いなかった。TF1には、ブイグ以外にもサルコジが影響力を持つ人物がいる。元サルコジの側近として世論調査を一手に引き受けていたロラン・ソリである。ソリは、サルコジの大統領就任とともに彼の元を離れ、TF1に幹部として入社していた。
(国末憲人 「サルコジ マーケティングで政治を変えた大統領」より)
 
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213381 フランスのメディア支配の状況 〜フランスのメディアは、サルコジに逆らえない!!〜 ぴのこ 09/08/22 PM01

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