政治
213214 『世界から貧しさをなくす30の方法』田中優(編集)著
「日本のODAの実態」
 
蘆原健吾 ( 40 福島 出版系 ) 09/08/19 PM09 【印刷用へ
世界から貧しさをなくす30の方法 リンク
田中 優 (編集), 樫田 秀樹 (編集), マエキタ ミヤコ (編集)


ブログ“おすすめ絵本 新聞”リンク より紹介コメントを引用します。

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今日のおすすめは、学校の授業でぜひ取り入れてほしい本です。

「ストリート・チルドレンになってみよう!」と、学校に寝泊りした小学校の活動や、
日本政府の援助が、発展途上国を借金漬けにして苦しめている現状、
「資源が欲しくて戦争をする」先進国の犠牲になっている現地の人々のこと、
生産地での児童労働をなくすためにもフェアトレードが求められていること、
などがずらりと30のテーマに分けて紹介されています。

先生方、学校で印刷して朝自習の読み物にしたり、総合的な学習の時間に討論したり、
長期休みの読み物や、課題図書としてぜひご活用ください。

知ってびっくりしたのは、日本など先進国の行う開発援助は、ほとんどが自国の利益
のために行われているということ。
そういえば、以前紹介した『エコノミック・ヒットマン』にも書かれていたな〜。
やっぱり本当なんだ、ガ〜ンといった感じです。
以下、『世界から貧しさをなくす30の方法』からの引用です。

 「他の先進国のODAは『贈与』(プレゼントする)が中心ですが日本のODAだけは半分
  以上が『カネ貸し』なのです。」

 「金を取り立てることが、日本の援助の実態になってしまったのです。」

いくら金利が低いといったって、返せるはずのない国にたくさんお金を貸して、
累積債務の免除もしてあげないなんて、ひどすぎます。
しかも、現地の人には必要のないダムや発電所を作ったり、鉱山開発をするから、
多くの人が村を突然追い出されたり、反対して殺されたりするんだそうです。
追い出し役は、賄賂をもらっているその国の軍など。
日本人は手を汚していないなんて、、、。

しかも貸したお金は、なんと日本の企業に戻ってくるんです!
開発するお金は貸すけれど、ダムなどを建設するのは日本の企業。
現地での調査なども日本から出向きます。
インドネシアやブラジルで作ったダムでの水力発電を利用して、日本向けのアルミが
作られていることも、この本に書かれていました。

途上国がなぜ開発を受け入れるのかという答えは、『エコノミック・ヒットマン』に。
ありえないくらい前向きな評価を先進国に報告する人がいるから。
「ダムを作ったら、こんなに経済が潤いますよ〜。」とでたらめの評価を報告して、
それがだめなら賄賂、脅しなどで、先進国の開発援助を受け入れさせるんだそう。

なんだか悲しくなりませんか?
日本人として恥ずかしい。
日本政府のODAは途上国にとっていいことだと誤解していたのは私だけではないはず。

政府ですら、企業にうまいこと言いくるめられて知らずにいるのかな〜。
麻生さんも知らないはずないですよね、きっと。
世界中から、自分のことしか考えない日本人と思われているんでしょうね。
悲しい、、、。

とにかく、この本の中には知らなかった事実がたくさん書かれています。
知らなかったではすまされないし、知ったからには行動しないと!と思いました。
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まさに、るいネットの162240にある実態をどうする?をテーマにした本のように思いました。
 
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