市場の支配構造
211318 裏の支配勢力史8 ローマクラブ〜三極委員会〜P2事件〜陰謀論の流布
 
案内人 ( 闇 に 光を照らす ) 09/07/23 AM00 【印刷用へ
1970年 ローマクラブ発足(スイス)
・資源・人口・軍備拡張・経済・環境破壊などの全地球的な問題対処するために設立された民間のシンクタンク。欧州にとって有利な論文、制度を次々に作り出している。1972年には「成長の限界」というレポートにおいて石油はあと15年で枯渇すると発表、そして石油ショックが起こった。
・ローマクラブの提唱によって環境マネジメントの国際標準ができ、ISOが広がった。

1973年 (日米欧)三極委員会設立(アメリカ)
・デイヴィッド・ロックフェラー、ブレジンスキーによって設立。石油危機に上手く対処し、米国主導のグローバリズムを推進してゆくにはどうするかという事情の下、影響力の衰えたCFRの役割を継続するという目的で設立された。欧州と日本を英米主導のグローバル経済に統合していこうとするD.ロックフェラーの野望の産物
・元々、D.ロックフェラーは日本をビルダーバーグ会議に参加させようとしていたが、欧州の一部のメンバーからの強い反対を受け断念、独自の国際組織を作り上げた。

1980年〜 ドレイファス作戦(ユダヤ陰謀論の出発点)
・バチカン・イエズス会がドレイファス作戦を開始。悪事は何でもユダヤ人がやっているという印象に世論を誘導させる戦略を立て展開していく。

1981年 P2事件:バチカンとフリーメーソンの暗闘劇(イタリア)
・ロッジP2とは、イタリアに拠点を置くフリーメーソンのグランド・ロッジ「イタリア大東社」傘下のロッジ。このロッジP2のロッジ・マスターであるジェッリの家から、フリーメーソン「P2」の全メンバーリストが見つかる。このリストには、イタリアの閣僚、首相経験者、高級官僚、軍部将校、金融界の大物、司法関係者と一流紙のジャーナリスト、さらに各政党の指導者、大学教授、諜報機関の幹部が含まれており、イタリア政界を揺るがす大スキャンダルとなった。
・しかし、捜査の手がピタリと止み、バチカン銀行の投資運用と資金調達を行っていたアンブロジアーノ銀行の頭取カルヴィがP2のトップに立つ。

1985年〜 アメリカ・キリスト教原理主義者内の勢力争い(イルミナティ陰謀論の出発点)
・キリスト教原理主義(ブッシュ元大統領の最大支持基盤)の内部では、右派と極右派が過激な「内ゲバ」を繰り返して来た。キリスト教原理主義教会の極右派(≒ネオコン派)は、1980年代から軍事産業との結託による経済的利益を優先し、イスラエル支援(ユダヤ教支持)に態度を変える。原理主義的な右派にとっては、極右派が邪教のユダヤ教を支援する事は「裏切り」となる。そして、右派と極右派の、激しい対立が始まった。右派は、自らの正当性を保持する為に、極右派(≒ネオコン)との差別化を図る。そのために必要だったのが、「闇の勢力=イルミナティがアメリカを支配している」論であった。そして、既存カトリック教会とも距離を保ち正当性を保持する為に、「カトリック教会もイルミナティが支配している」と言わざるをえなくなる。連邦政府の政権と一体化し権力を握った極右派から脱落した自分達・右派の正当性は、連邦政府は「ユダヤに乗っ取られた」と言う事で、初めて手に入るからだ。これが、現代における「イルミナティ陰謀論」の出自、正体である。イルミナティ陰謀論は、主流派から外された派閥が主張してきた論である。
 
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9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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