市場の支配構造
211163 秘密結社が成長した時代〜十字軍遠征(1)
 
田野健 HP ( 48 兵庫 設計業 ) 09/07/20 PM03 【印刷用へ
秘密結社は十字軍の騎士団の時代に多く作られている。

その正史として十字軍とは何を目的になされたのか?高校の先生がまとめられた世界史ノートというブログリンクがあったので、そこから引用させていただきながらこの時代を概観してみたいと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
西ヨーロッパ世界は中世、外部からの侵略を受けてきた歴史がある。特に8〜9世紀以来、イスラム勢力やアジア系のマジャール人そしてヴァイキングの侵入が相次ぎ、西ヨーロッパは守勢を余儀なくされ、ひたすらその圧迫に耐えてきた。
しかし、国内的には封建社会が安定し、温暖期を通じて経済的にも発展する中で力を蓄えてきた西ヨーロッパ世界がそれまでの守勢から反撃に転ずるようになった。

1096年に多数の諸侯・騎士から成る第1回十字軍が出発し、以後約200年間にわたって前後7回の十字軍が派遣されることとなる。

十字軍はヨーロッパのキリスト教徒がイスラム教徒から聖地イェルサレムを奪回するために起こした遠征であるが、イェルサレムがイスラム教徒の手に落ちたのは7世紀のことで、350年も前のことである。なぜこの時期に十字軍が行われたのか?その理由である聖地回復とは戦争を起こす為のお題目であり、十字軍遠征を果たす事で国も教会も大衆も別の目的を果たそうとしていた。その内部要因として以下の6つの理由が考えられる。

(1)封建社会が安定し、農業技術の進歩とともに農業生産力が高まり、人口が増大するなど、西ヨーロッパ世界内部の力が充実し、対外的発展の機運が生まれてきた。
(2)ローマ=カトリック教会による民衆の教化が進み、当時のヨーロッパの人々は熱心なカトリック信者となり、宗教的な熱情が高まっていた。
(3)教皇の権威が著しく高まっており、教皇は十字軍を利用して東西教会を統一しようとしていた。
(4)諸侯・騎士の中には、封建制の完成によってもはやヨーロッパでは領地を獲得することが困難となっていたため、ヨーロッパの外部で領地や戦利品を獲得して領主になろうとした。
(5)当時次第に勃興してきた都市の商人達は十字軍を利用して商権の拡大をはかり、香辛料をはじめとする東方の商品を獲得して利益を得ようとした。
(6)農民達は十字軍に参加することによって負債の帳消しや不自由な農奴身分から解放されることを望んでいた。 
 
  List
  この記事は 210965 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_211163
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
シベリアからの狩猟部族(替え刃式細石器)の渡来
2万年前に南からも移住していた
南からの海洋漁猟部族(磨製石器)
縄文と日本人論をめぐって 
縄文人と農耕技術
縄文ネットワーク
「五大文明(?)」
祈りの民アイヌ(1)
RES:縄文から「アイヌ」まで
円筒土器と石刃鏃@
縄文時代の豊かな色彩文化
西欧と日本の階層意識の違い
縄張り圧力ではなく期待・応望圧力
「倭」=「日本」であるという定説の嘘
【要約】『邪馬台国論争終結宣言』山形明郷著〜@古朝鮮はどこにあったか?
【要約】『邪馬台国論争終結宣言』山形明郷著〜A楽浪郡・帯方郡はどこにあったか?
大量渡来か少数渡来か(1)
大量渡来か少数渡来か(2)
渡来人の出自(2)
縄文・弥生論争への視点
弥生時代前夜の社会状況
村落共同体の自治の歴史
弥生の侵略闘争
居徳は弥生に突入していた
弥生の統合様式と私有意識
採取生産時代のまつり統合とその限界@
「支配者から見た属国意識」〜5、武士とは日本の支配史にとって何か
カタカムナに学ぶ 〜日本語は上古代人の認識が現代に残っている稀有な例〜
日本語の持つ力2

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp