健康と食と医
210019 『快癒力A』篠原佳年著(2) 〜人の為に命を使う〜
 
復讐の叫び 09/07/03 AM10 【印刷用へ
続き(2)です。

ここで書かれているポイントは以下の2点です。

・他人とは結局、自分自身にほかならない
・生きている意味とは、いま自分が生きている姿そのもの

「人の為に命を使う」と簡単に書かれているが、どれぐらいの人が心からそのことに気付けているのだろう?
この意味をしっかりと受け止めて行きたいと思います。

先日、露店で出合った病気になったことがないという70後半のおばあさんのことを思い出しました。おばあさんは、自分は学校もろくに出ていないので自分の出来ることは何でもやってあげたいの?今も年金暮らしだが、神社のトイレ掃除や浮浪者にごはんを作ってあげたり、お話をしてあげたりして、みんなの喜ぶ顔を見たいし、自分にはそのことしかないのと..可愛らしい奇麗な目をしたおばあさんでした。

このおばあさんは、本当に人の為だけに命を使うことをされていると感じました。「これからもお互い頑張って生きていきましょうね」と優しい
言葉を最後にかけてくださいました。このような人のようになりたいと感じた一瞬でした。

『快癒力A』篠原佳年著 
2012年の黙示録 『快癒力A』リンクより引用します。

以下引用です。

人生では自分自身にしか出会わない

 私は、40歳を過ぎた頃から、いままで述べてきたさまざまなことが身のまわりに起こってきました。さらに、自分の診療所を開業したこともあり、これからの人生を人のために尽くしていこうと思ったのです。私は難病が専門だったので、若くして死んでいく人もたくさんみてきました。そこで、自分が健康で平均寿命の半分を生きたことが、とても得したように思えた。それで、残ったその命を病気で苦しんでいる人たちのために使えれば、という気持ちになってきたのです。
 
 そう思うようになってから、私の体に不思議なことが起こりました。いままでは疲れやすく、栄養ドリンク剤でも飲まなければ疲れがたまってどうしようもなかった体が、急に丈夫になった。睡眠をあまりとらなくても、またあまり食べなくても平気になってきたのです。それと同時に、患者さんを健康にするために、自分の懐をかえりみず高価な機器を買ったり、さまざまな治療法のセミナーを受けたり、いままで以上に人のためにお金を使いはじめたら、著書が売れたり、講演の依頼が増えたりで、予想もしなかったお金が入ってくるようになったのです。

 自分の人生を、人のために使い、お金も人のために使い、何もかも、使うようになったら、私の人生がますます豊かになった。これは私にとって、とても不思議な体験でした。このことから、私は2つのことを教わったような気がします。

 ひとつは、他人とは結局、自分自身にほかならないということです。私は、他人のためにエネルギーを使っているようで、自分自身に使っていたのです。長い人生のうちで、私たちはいろいろな他人と出会います。出会って別れる。この繰り返しが人生だといってもよいでしょう。しかし、見方を変えれば、私たちは常に自分自身としか出会わないのです。

 ある人に会って、「イヤな奴だ」と思う。しかし、それは自分の心のなかにイヤな部分がある、ということなのです。また、イヤな奴だと思っていた人と一緒に飲みにでも行くと、「なんだ、本当はいい奴じやないか」などと思うこともあります。これは決してその人が変わったのではありません。自分自身が変わったわけです。

 同一人物でも、悲しい心をもっている人には「悲しい人」に見え、愉快に毎日を過ごしている人には「楽しい人」と映る。他人とは、自分の鏡にほかならないわけです。そうすると、人はだれでも、どこまでいっても自分にしか出会わない。他人に何かをしてあげるということは、自分にしてあげることであり、他人を憎むということは、自分を憎んでいるということなのです。

 いじめを受けた子供が、自殺という結末を選ぶことが多いのはなぜか。それも、本当は自分を憎んでいるからとも、いえるのではないでしょうか。いじめられた子供は最初はいじめた相手に仕返ししようとします。いじめられっ子が猟銃を持って教室に乗り込んだ、などという事件もありました。しかし、どうしても仕返しができない子供は、最後に、本当の敵を殺そうとする。それが、自分なのではないでしょうか。

 ですから、心から他人のために尽くそうと思っている人は、病気にかかっても治りやすい。リウマチの女性が、夫が病気になったため看病にあけくれたおかげで、自分の症状が急によくなった、などということもありました。自分のためだけに生きようとする人はエネルギーが減っていきますが、人のために何かをしようという人には、自分自身に無限大のエネルギーが返ってくるのです。

 私が教わったもうひとつのこと、それは、私がいままで悩んでいたことへの答えでした。私はリウマチをはじめとする膠原病の専門医として、難病の人たちを多くみているうちに、病気治しとは、結局、自分探しだということに気がつきました。自分とは何か、人間とは何か。人はなぜ生まれ、病気になり、苦しんで死んでいくのか。私は、その意味を知りたかったのです。そのために私はさまざまなところに行き、さまざまな手段を講じて答えを求めてきました。

 その答えは、いま自分が生きている姿そのものだったのです。人間が自然の流れのままに生きようとするとき、その人の本当の姿が出てくる。それが、その人が「なぜ生きているのか」の答えだということです。たとえば、ある人が「私は何のために生まれてきたのでしょうか」と私にたずねたとします。その人自身には、それがわからない。しかし私にはとても簡単に、その答えを見つけることができます。それは、いまその人が何をしているのか、どんな境遇にいるのか。どんな顔をして、どんな姿をしているのか。それを見れば、「なぜ生まれてきた」のかは、わかるのです。

 多くの人は、なぜいまの自分があるのかという理由を過去に求めます。「昔、あんなことがあったから、こんなに不幸な人間になってしまった」「仕事のストレスがたまって、病気になった」――。しかし、その人が生きている理由は、本当は「いま」にしかありません。

 過去にこだわる人は時間を止めてしまっているわけです。時間は流れていくのが、自然の摂理です。「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず……」、それが本来の姿なのです。その時間を止めてしまえば、自然の摂理に反するわけですから、バランスを失うのは当然のことです。

 私が、40歳を過ぎて人のために命を使っていこうと思ったときに、すべてが自然のままに流れていったのです。過去も、悩みも、自分自身もどこかに流されていった。そのとき、私の体が自然と一体になり、宇宙のリズムと同調して、体が癒しの方向に向かっていったのです。ですから、「自分がいま、なぜ生きているのか」の答えは、あなたが、「いま何をするか」ということにしかありません。

 生命と時間は使うものです。自分の生命をとことん使おうと決心したとき、そのエネルギーがいきいきとほとばしるように活動をはじめるに違いありません。

以上引用終わり。
 
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