現代意識潮流を探る
208419 私権不全と共認不全の解脱、社会不全による個室収束とは何だったのか?
 
宮本昇 ( 不惑 奈良 監理 ) 09/06/08 PM03 【印刷用へ
農業時代の私権不全⇒解脱収束とは、農民にとって私権拡大の可能性(欲っしたかどうかは別にして)は閉ざされ、一方生存圧力は強力にかかっていた時代である。この不全感を少しでも緩和する為の解脱様式が、噂話や民謡さらに村祭りであったのだろう。ゆえに村落共同体の中に居て生産活動の協力や上記の解脱によって狭い範囲での共認充足は得られたと考えられる。

市場時代の共認不全⇒解脱収束とは、私権獲得の可能性が生まれた時代を背景として共同体は悉く解体され私益集団に形を変え、さらに時代のバックボーンたる近代思想によって徹底して個々人に分解されてしまった。自分以外は敵とするのが当り前の時代にあって共認不全はさぞかし大きかったものと想像できる。緩和すべき解脱先はすでに身内にもなく、せめて話題が共有できる(与えられるだけの)芸能やTVに向かうしかなかったのである。

’90年代、豊かさを実現して以降外圧は私権圧力から同類圧力へと転換したにも関わらず、私権観念(規範)は残存し続ける。この断層から生起する不全はかって無い社会不全という捉え所の無いものであり、古い解脱様式では全く解消されない不全であった。人々の意識は原猿に近い状況で外向基調に向かい、個室収束という現象は前段の個々人への分解=共認機能の劣化(対人関係への苦手意識)などから自分のフィールドで出来る(答えを求める)探索志向の一形態であったのではないだろうか。
 
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4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
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6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
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8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
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