心の本体=共認機能の形成過程
208240 やる気のスイッチ〜「ヨコミネ式」教育法〜
 
佐藤祥司 ( 46 設計 ) 09/06/06 AM01 【印刷用へ
先日、フジテレビの昨晩の「エチカの鏡」という情報番組の中で、通山保育園のとても興味深い教育法が放送されていたので、紹介します。
といっても、私も直接見たわけではなく、知人から聞いた内容なので、不十分な点があるかもしれませんが、ご了承ください。

この通山保育園の園長は横峯吉文氏といって、あのプロゴルファー横峯さくらの叔父さんにあたる人。

幼稚園の開設当初は、専門の先生を雇って指導に当たっていたが、子ども達の表情を見ていると、どうも元気がなく、どうしたら元気になれるかを独自に追求していきました。

そこで考え出されたのが、 「子供達のやる気スイッチを入れてあげること」です。

「やる気スイッチ」は4つあります。
それは、
  1、競争したい
  2、真似をしたい
  3、難しいことをしたい
  4、認めてもらいたい 
の4つです。

番組で紹介されていた実例を紹介します。
朝登園してくると、まず、20分間は“かけっこ”を行うそうです。そして、1番、2番、3番・・と順位を付けていくことを繰り返すだけで、年長さんでの50mの平均タイムが、小学校2年生の平均よりも速くなったとのことです。
子ども達は早く走るために、裸足で走るなど、いろいろ真似たり工夫したりするそうです。
朝20分体を目一杯動かすことで、その後の授業でも集中力が格段に高まるとのこと。

また、子ども達はちょっと危険なことも大好きで、塀の上を歩くとか、逆立ちするとか、現代の親から見ると目を背けたくなるような遊びも満載。跳び箱などもほとんどの子が10段を軽々飛び越えたりしている。
午後は基本的には自由で、子ども達同士で、次々と遊びを生み出していく。
番組では、逆立ちで鬼ごっこをしていたそうで、ほとんど全ての子供が逆立ちで自由に歩き(走り)まわれるとのこと。

勉強でも、子供は簡単なことはすぐに飽きてしまう。難しすぎると集中できない。ゲームが大好きという特徴を捉え、ちょっと難しい課題をゲーム感覚で行っている。

例えば、タイムを計って計算問題を解くことで、競争しながらどんどん問題を解いていく。そして、どんどん難しい問題ができるようになる。

或いは、音楽の授業で、先生のマネをして鍵盤を叩けるようになると今度は、目隠しをして先生が出した音を真似ていくということを繰り返えす。そうして、半年もしないうちに絶対音感が身につき、CDで流される曲を聞いただけで、見事に演奏できてしまうという信じられない光景が映し出される。
クラシックから演歌や自動車のクラクションまでなんでも、鍵盤で再現できる。

最後に、読んだ本を記録する。これだけで、子ども達は競って本を読み、三年間で1500冊もの本を読破するそうです。

始めはできなくて、悔しくて泣いてしまう子もいるようですが、先生は一言「やれば(続ければ)できる」というだけ(慰めたりはしない)、手本は廻りにたくさんいるので、その子はすぐにみんなとの課題に取り組んでいくそうです。

この驚くべき「ヨコミネ式」教育法は今では100を越える幼稚園、保育園などで取入れられているそうです。確かに、子ども達の能力を伸ばし、強い体を鍛えるという意味で、画期的だと思いました。
横峯氏はあの有名な「天才は10歳までにつくられる」の著者で、横峯氏自身は天才ではなく、このような能力は誰にも備わっているという見識らしい。
 
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9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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