経済破局は来るのか?
208112 相次ぐ新基軸通貨構想〜「超国家的準備通貨」構想の登場がドル暴落を裏付ける?
 
猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 09/06/04 AM11 【印刷用へ
『新基軸通貨構想が出るということは、旧ドルの暴落が確定的なこと・・・』(相場のネタ&儲けのタネ)リンクより転載します。
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●相次ぐ、新基軸通貨構想

・2日の欧米で、6月16日のBRICS首脳会議で「超国家的準備通貨」の問題について議論するとの報道が流れました。ドル暴落は規定路線であり、GM破綻ではないですが、これも時間の問題と捉えて「新基軸通貨」の話は絶えません。13日のイタリアG8財務相会合で議論される可能までも指摘されます。

・資源国ロシアのメドベーチェフ大統領は、これまでも、中東とともに資源エネルギー価格にリンクした「資源価格バスケットに連動する国際通貨」を提案してきましたが、今回の「超国家的準備通貨」の新設に関しても、「私たちのアイディアであり、中国も支持しており、新準備通貨はドルの変動が世界全体に与える悪影響の軽減につながる可能性がある」と発言しています。

・今回、中国の発言は聞こえませんでしたが、新準備通貨に関しては、これまでも、米ドルに代わり、「IMによる国際通貨の発行」を要求してきました。無論、北京派によるドル偏重への批判に対するポーズとしての意味をもつ国内政治向け発言の部分も強く、200兆円以上の米国債をもつ中国がロシアと共同歩調を取るとは考えにくいのも事実です。

・米国は基軸通貨の発行する権利の元、通貨発行差益を享受し、莫大な貿易赤字と財政赤字など米国の赤字を補填してきました。米国はどんなに赤字を出そうが、ドルが決済通貨ですから、必ず買われます。つまり、輪転機を回してドルをすれば、どんなサービスも商品も手に入れることが可能です。こうした米国に資金が集まる仕組みが巧みに機能していましたが、米国債務の巨額化にこれが機能しなくなり、破綻が確定的になったことで「超国家的準備通貨」の構想がメディアに登場しています。

・「超国家的準備通貨」の構想以前では、新経済体制作りの方法として(1)新ドルの発行、(2)アメロの発行が言われてきました。

・(1)で噂されるスケジュールは、金融恐慌の深刻化に米ドルが暴落しますが、その機に乗じて現在の米ドルの使用を禁止して廃止します。そして、新たな米ドルを発行します。現在の米ドルはグリーンのトーンで印刷されているため「グリーンバック」と呼ばれていますが、新たに青いトーンで印刷された新米ドルを発行します。既にFRBでは、この「青いドル紙幣」は密かに印刷されて出番を待っており、名前は「ブルーノート」とされます。ブルーノートは国内でのみ流通させ、世界通貨としては、新しい「電子マネー」が導入され、グリーンバックと一定比率で交換されます。ブルーノート導入に、旧ドルは大暴落しますが、米国の膨大な借金は一気に解消されることになります。米国が密かに目論んでいるクラッシュプログラムによる、米国の巨大債務の返済計画といわれます。

・(2)のアメロですが、公式記録では99年に米国、カナダ、メキシコで構成する北米経済共同体と呼ばれる体制下、北米共通通貨「アメロ」という新通貨構想が検討されており、その下準備のための秘密協定が2006年の段階で結ばれていると噂されます。2007年3月、米国のCNNTVが、ユーロにならって米国とカナダ、それにメキシコが一体となって北米経済圏をつくる構想があり、2010年までに実現すると「アメロ」と呼ばれるようになり、カナダとメキシコからの同意が得られればいつでもスタート出来る体制にあると報道しました。アメロへの参加が、米国・カナダ・メキシコでは弱すぎますから、実現するにしても中国が切望するIMFをも巻き込んでのアメロ導入でしょう。

・米国の指導者は「エスタブリッシュメント」と称されますが、完成系の欧州と異なる「試験国家」米国ですから、お試しを無謀に行ってきた過去を持っています。行き詰った米国の取る政策は、危険なものであることも事実です。

・(1)でも(2)でも損失を蒙るのは、ドル建て債権(資産)を持つ国々ですが、戦争状態まで視野に入れなければならない中国には、「800 Billion AMEROS・8000億アメロ(1Billion Ameros=10億アメロ)」がすでに送られているとも観測されています。通貨の分散と金(gold)への資産配分を急ぐ時期かもしれません。
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