アメリカ→官邸→マスコミによる支配
207540 北朝鮮を利用して中国を牽制するアメリカ(日々是勉強)
 
09/05/27 PM04 【印刷用へ
日々是勉強 リンク 2009.05.27(Wed)
大事なことは何度でも復習する〜北朝鮮という国が持つ意味 リンク より転載。
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  その後、●KEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)リンク などというものも作られて、北朝鮮にエネルギーを援助してやったりもしていました。しかし、これもおかしなもので、本当に北朝鮮が危険な国で、核開発を本気で止める気があるなら、強力な経済制裁を科す、たとえば、日本の朝鮮総連やパチンコ資本からの送金をストップするような行動に出ればいいはずです。南アフリカなんて、人種差別政策をやってるからという理由だけで経済制裁されています。イラクなんて、作ってもいない大量破壊兵器をネタに米英に戦争をしかけられました。

  それなのに、国際社会、特にアメリカがなぜここまで北朝鮮に甘いのか、不可解極まりない話です。

  しかし、そもそも「北朝鮮が駄々っ子であり、核開発は援助を引き出すネタだ」という前提を置くから訳が分からなくなるのです。

  全てのメディアによる解釈や推測を取り去り、ただ人口などのデータと、各国が公表した事実と、地理的な位置づけだけを頼りに考えれば、「北朝鮮は、アメリカ公認で中国を脅し続けている」、もっと言えば、「アメリカは北朝鮮を利用して中国を牽制している」ということが分かってくるはずです。

  その辺の詳しい事情は、●この記事リンク や、●この記事リンク あたりで説明しているので、時間がある方はご覧下さい。

  では、そういうことがなぜ日本では公表されないのでしょうか。

  簡単に言えば、「それを言ったらおしまい」だからです。誰にとっておしまいなのかというと、アメリカにとってです。
  
  北朝鮮はアメリカの寵愛を受けた「同盟国」であるという認識が浸透すると、KEDO設立から、昨今のテロ国家指定解除までの一連の流れが、全て米朝の八百長であり、日本からカネを引っ張り出すための茶番劇だということもばれてしまいます。

  そうなると、アメリカに全面的に防衛を依存している日本に、「アメリカに依存してはいけない」という機運が盛り上がってくるかもしれません。

  そればかりでなく、アメリカの意を受けて国内の政治を歪めてきた自民党町村派を中心とする「親米保守」という人間達の権威が一気に地に墜ちます(まあ、そうでなくても十分おかしな連中だということは認識されてきているようだが・・・)。

  これでは、アメリカが日本を飼い犬として手なずけておくことができなくなってしまいます。

  日本のメディア関係者のことですから、本気で「北朝鮮はならず者だ!」などと信じているバカもたくさんいるのでしょうが、それを含めてアメリカによる現行の「国際秩序」の維持に役立っていると言えるでしょう。

  では、中国はどうなのかというと、中国も中国で、日本が自主防衛に目覚めてしまうと、よけいな負担が増えてしまうので困るわけです。

  だから、今は何も知らずに日中友好でいてくれたり、もしくは「中国は反日だァー」みたいなノリで管を巻いている程度でいいのだと思っているに違いありません。
  
  国際社会では、お互いニコニコ笑っていても、テーブルの下では足を踏んづけて相手を牽制しているということがよくあります。北朝鮮を巡るアメリカと中国の角逐は、まさにそういう場面の一つです。
これは、日本という「目覚めたら困る国」を抱えていない東欧やコーカサスの問題で、アメリカや英語メディアが正面切ってロシアを非難していること比べてみるとよく分かるでしょう。

  北朝鮮も、あの国なりに必死にサバイバルしようとして、ダイナマイトを全身にくくりつけてライターを構え、「いつでもおまえを道連れにできるんだぜ!」とばかりに、中国という巨人に立ち向かっているのです。

  別にそれを美化したり、日本がそういう争いに積極的に加わることをよしとするわけではありませんが、世界のどの国々も自分だけでも生き残ろうと日夜必死に頑張っているわけですね。

  北朝鮮を「核開発をする愚かで反社会的な国だ」という色眼鏡で見てしまうと、そういうビビッドな現実が見えなくなってしまいます。

  それどころか、一発60億円もすると言われるクソの役にも立たないミサイルディフェンスシステムを税金で買わされたり、北朝鮮相手に威勢の良いことを言ったりやったりしている政治家(たとえば小泉純一郎や安倍晋三、小池百合子)に騙されてたりしてしまうことにもなります。
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(引用以上)
 
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