もはや学校は終っている
207209 RE:「高見に立つ」のではなく「課題に立ち向かう」
 
佐藤英幸 HP ( 46 新潟 塾長 ) 09/05/23 PM05 【印刷用へ
ご返信ありがとうございました。

高みに立てという指令に対して小学生くらいまでは大体素直に従う。そして中学生ギャップ。中学生になると体が大きくなり市場における幻想価値も高まってくる。男子はスポーツ、女子はオシャレにと舵をきり、お受験とは別の序列規範に可能性を見出し始める。

親→お受験
自分(自分群)→スポーツ、オシャレ

どちらの可能性を信じたほうが良いのかという対立構造は今始ったことではなく、貧困の消滅以降30年以上は続いている論争である。以前は前者の旧い秩序に従ったほうが良いという考えが優勢であり、「ゆとり」前ぐらいから現在までは後者の個性伸長規範が良いという考えが優勢である。

しかしそのどちらにも可能性が見出せない人々が増えるにつれ、庶民における私権獲得の可能性の自由という構造自体に疑問を持つ人々も増えてきた。お受験も、スポーツも、オシャレも、私権の獲得のためではなく、社会不全を解決したり、共認充足をしたりする為にするのではないか、より洗練された社会を創造する為にするのではないかという考え方である。

ところが人々の考え方が変わってきたことに旧い制度の変革は間に合わない。意識における流産現象は旧い場に関わりが深くなるほど確率が高くなる。中学生、高校生ギャップは優等生ほど色濃くにじみ出る。下手をすると小学生まで、人によっては中学生まで素直で従順、それでいて私権に関しては頑固な主流派?に多い現象である。

学校の先生はそのような主流派の為に仕事をする。先生個人の信念は多様であるが秩序として必要であると、職務上は共認している。スポーツもオシャレもある程度の評価はするが最終的な評価は教科の成績である。そこのところ、子供たちを騙してはいけないと思う。正々堂々と先生方の武器で闘ったら良い。

もしその武器が間違っていて変えなければならないのならば変えれば良いだけのことである。騙すと意見がまとまらない。そしてまとまらない=統合不全のまま大人になり子育てに入る。30年経った。

もう30年経つと二世代目であるからとりかえしがつかない。立派な社会不全。

これからも考えてゆきたい論点は、勉強でも、スポーツでも、オシャレでも、

より洗練することに成功した人々の「考え方」
過半の人々が成功しない共通の壁の正体⇒突破法と壁の撤去法

を発掘および生産し、学校でも何でも現場で使ってもらえるような、あるいは自ら実践し広められるようなものにしたいということです。

現在最先端は、私権⇒共認、ですし、それ以外の同類他者は部分的に使えるものは使うという感じです。今後の具体的な課題は「共認」を旧観念の否定の為に使うこと⇒可能性なんだ!⇒で、答えは?⇒人数(⊃お金)

すこし荒削りですがそのように考えています。人数は人類における共認指標、お金は市場における共認指標、新市場は前者によって統合されるはずなので、高みに立つことは力の原理ではプラスだったかもしれませんが、今ではむしろマイナス効果しか出せないと思います。

最先端の課題においては、答えはどんどん入れ替わり、個人がずっと高い答えを出せるとは限らないので、大人にも子供にも最良の方法だと思います。
 
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8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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