市場の支配構造
205849 ロックフェラーと共産主義の関係(3) ソ連の軍備はアメリカの技術援助によるものだった
 
はにーはんたー ( 蜂蜜採集 ) 09/05/05 AM02 【印刷用へ
(1)(2)の続き。リンクより。

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●ソ連の軍備はアメリカの技術援助で進められている

 ロックフェラー一族がこの血なまぐさい東西貿易を指示するリーダーであった事は、何等驚くに価しない。1967(昭和42)年1月16日、未だかってなかった信じられない記事が、特権階級の日刊紙ニューヨーク・タイムズの一面を飾った。その記事は、「イートン、共産主義者との貿易促進の為、ロックフェラーと手を結ぶ」という見出しの下に、以下の内容を扱っていた。

『ウォール街と中西部の二人の富豪の同盟は、自由世界と共産主義ヨーロッパを結ぶ経済的な架橋をつくろうとしている。ロックフェラー兄弟が支配するインタナショナル・ベーシック・エコノミー社と、クリープランドの金融業者サイラス・S・イートンが率いるタワー・インターナショナル社は、ソビエトを含む鉄のカーテン諸国との貿易を促進する点で協力する事を約束した。』

 インタナショナル・ベーシック・エコノミー社(IBEC)は、連邦準備制度の創設者ネルソン・ロックフェラーの息子ロドマン・ロックフェラー(CFR)が経営している。そして1969年10月20日、IBECはヨーロッパの世界的大富豪ロスチャイルド一族が経営するロンドンのN・M・ロスチャイルド&サン社と提携した事を発表した。
 一方、サイラス・イートン・ジュニアは、ジョン・D・ロックフェラーの秘書としてその経歴をスタートしたあの悪名高い親ソ派の大物、サイラス・イートンの息子である。
 金融業の世界でイートンが権力を持つに至ったのは、彼の指導者ロックフェラーのバックアップがあったからだと云われている。つまり、タワー・インタナショナルとIBEC間の協定は、古くからの同盟を確認し、発展させたものに他ならない。イートンの名前はCFRの名簿に載っていないが、1953年、ロックフェラー財団の不法行為を調査した議会のリース委員会は、この有名な共産党シンパがCFRの秘密メンバーになっている事を発見した。
 ロックフェラー=イートン同盟が共産主義者の為に増やそうとしている「非戦略品目」の中には、10のゴム工場と、共産主義者向けにアルミニウムを造る5000万ドルの工場一つがある(ジェット機用のアルミニウムは、ジョンソン・ニクソン・フォード・カーター政権下で、非戦略品目と考えられていた)。
 更に信じ難い事だが、タイムズは又次の様に報道している。

『先月、タワー・インタナショナル社は、ソビエトの特許事務を担当する組織と仮協定を結んだ。この組織はライセンシングトルクと呼ばれ、将来のライセンス及び特許処理を受持つ。イートン氏によれば、今迄ソビエトはライセンスの特許の売買をアトムルグ・トレーディング社(米ソ貿易促進の為の米国におけるソビエトの公式出先機関)に任せてきたとの事である。』

 この記事は、ロックフェラーとイートンが、大資本家の仮想敵国であるソビエトに対して、技術を譲渡する独占権を持つに至った事を意味している。タイムズの紹介は続く。
『イートン氏は、アムトルグの代表者が当地でアメリカの企業とライセンス協定を結ぶのは、以前はとても困難であった事を認めている。「御承知のとおり、ソ連の人間がアメリカの航空機会社の研究部門に入っていき、特許の購入を取決める事は殆ど不可能である」と彼は語った。』

 確かに忠実なアメリカ人(自由と愛を大切にする国々)なら誰でも、この様に言うであろうーー「勿論私は、ソ連人(未だ当時、強制収容所が在って悲惨な日常生活させられている!忍)が我々の軍事工場に足を踏み入れたり、特許を買ったり出来ないよう祈るね」。
 しかしロックフェラーとイートンは、共産主義者の為にこの問題を見事解決したのである。今後アメリカの企業は、ソビエト政府の公式出先機関と取引する代りに、ロックフェラーと取引する事になるであろう。つまり共産主義者に対して、非常に多くの門戸が開かれようとしているのである。

 ロックフェラーは、共産主義者の為に特許を買取る事により、事実上、ソビエト軍事機構の為の研究開発を受持っている。彼等の目標は、ソビエトにアメリカが開発したものを大量生産させる事である。従って私は、この様な技術の譲渡が武器の販売よりも遥かに重大な問題を持っている事をここで強調したい。弾薬類は一度使えばなくなってしまう。武器もいずれ老朽化して壊れてしまう。乗物は交換部品が必要である。そして複雑な兵器は、どれほど人手があろうとも、遅れた経済体制の下では容易に生産できないからである(しかしこの特許で容易に生産できる事を意味している。まだ当時、米ソの代理戦争であるベトナム戦争が行っている時に考える必要がある。アメリカ国民や自由主義国民が血が流れている時に行われたのである!忍)。

 このような貿易の門戸はジョンソン大統領の時代に公然と開かれたが、ニクソン=キッシンジャー時代になるといよいよ本格的になった。緊張緩和時代に到来と共に、アメリカは共産圏の貿易担当者に対して、工場や研究所の公開日を設けるようになった。今や、アメリカの企業が10年がかりで開発した特許工程は、そっくり共産主義者に渡されている。我々が国防費に毎年1000億ドル以上使う一方で、敢てこの様な技術譲渡の結果として公然たる敵の軍事力を強化する事は意味があるだろうか(ロックフェラーにとって意味があるのである!忍)。

 ロックフェラーは今や、アメリカの特許をソビエトに渡す独占契約を結んでいる。従って彼等は言葉の本来の意味における共産主義体制の代理人といえる。しかも歴史上最も重要な共産主義者の代理人であると言って差支えない。それとも我々は、共産主義者達をロックフェラーの手先であると定義すべきだろうか。
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